大宮にてE001形「TRAIN SUITE 四季島」を撮影 その1
先週、2月17日土曜にに続いて24日は大宮でE001形「TRAIN SUITE 四季島」を狙ってみました。
この場所は通過時刻の10:44頃はもろ逆光ですが、東北本線は線形の関係上その点は諦めるしか無いと覚悟して写しました。
この場所で撮影したのは、編成の構成メンバーを一両ずつ記録するためです。
先頭の10号車(E001-10)及び最後尾の1号車(E001-1)は展望車で、床面を嵩上げしたハイデッカー構造で、川崎重工業の製造です。
アルミニウム合金の中空押出型材を使用したダブルスキン構造で車体長は21,115mm、先頭構体部は前面衝突対策が施されており、前面ガラスは3次元曲線ガラスで構成されています。
外観はシャンパンゴールドを基本としたこの編成用に特別に調合された「四季島ゴールド」で塗装され、先頭部分は黒で塗装されいます。
運転室は交直流電車関連の機器の他、EDCシステムに関する機器、さらに海峡線の共用区間走行用の機器(DS-ATCとRS-ATCなど)が搭載、配置されています。
展望室部分は視界を良くするため、前面、側面ガラスの他、上部に調光機能を備えた窓ガラスが装備されています。
前照灯・尾灯は前面窓側部ピラーに縦に配置され、テールライトは上部左右に1つずつ、ヘッドライトは下部に左右4つずつとなっています。連結器は展望デッキ側は密着自動連結器、車端部側は衝撃吸収緩衝器付きの半永久連結器を装備しています。
車両の後方部分にEDCシステムのディーゼル発電機を床置きした機械室・補助電源装置・主変換装置・主電動機などがあり、その部分の屋根上にはラジエターファン・グリルがあり、自重は10号車が63.9t、1号車が64.0tと超重量級となっています。
MTU製直噴式の12気筒V形ディーゼルエンジンのDML57Z-G形)の総排気量は57,200cc、DF200は46,000cc(コマツ製)で四季島の方が大きいそうです。DM114形発電機の連続定格出力は1800kWであり、完全ブラシレス構造の回転界磁形同期発電機です。ディーゼルエンジン用の燃料タンクは床下に搭載されています。
電動空気圧縮機は、交流440Vの誘導電動機駆動による吐出し量が1600ℓ/minの除湿装置付きのMH3130-C1600S3形を1・10号車に床上に搭載しています。
展望室は運転室との間をガラス仕切りとし、側面方向に1人掛けソファーを4脚、2人掛けソファーを1脚もうけ、床には苔をイメージした絨毯が敷かれています。10号車は「VIEW TERRACEいぶき」1号車は「VIEW TERRACEきざし」といった名称が与えられています。
乗客用の乗降口はなく、隣の車両から出入りする構造となっており、フリースペースのため定員は0名です。
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