日本橋川に沿って歩く その2 小石川橋~新三崎橋
現在の日本橋川はかつて江戸城の小石川門があった場所に架かる小石川橋のすぐ下流で神田川から分岐します。
2018/2/19 三崎橋
神田川から日本橋川の分流地点 東から西方向 右側に見える橋が小石川橋
小石川門は寛永13年(1636年)に、備前岡山藩主池田光政が築いたもので、門前には水戸徳川家があったため水戸様御門とも呼ばれました。
水戸徳川家水戸藩初代藩主・徳川頼房が作庭家・徳大寺左兵衛に命じて寛永6年(1629)に築いた庭園が小石川後楽園で、貞享4年(1687)には岡山にも後楽園が藩主・池田綱政が郡代官・津田永忠に命じて造営されています。出典はいずれも『岳陽楼記』の「天下の憂いに先じて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」によっているそうです。
櫓門は、寛政4年(1792)に焼失しましたが、その後、再建はされず、明治6年(1873)には、桝形の石垣も撤去されてしまいました。
1903年、以前の平川のルートより少し東よりで再掘削工事が行われ、現在の日本橋川の分流がつくられたそうです。
分流した直後に架かるのが三崎橋です。竣工は1956年、下路式単純鋼鈑桁橋です。
三崎橋からJR東日本水道橋駅までは目と鼻の先といった感じです。ちなみに中央快速線は神田と東京の間で再度、日本橋川を渡ります。
こちらは写真にもあるように2002年の竣工で、単純鋼床版鈑桁橋です。この付近の再開発事業とリンクして新しい橋に架け替えられたそうです。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 日本橋川に沿って歩く その1 成り立ち | トップページ | 漸く撮影出来た西武「ぐでたまTrain」 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その2 中央線を走る車両 Part3 新20系 (24系)(2024.09.11)
- 2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その2 中央線を走る車両 Part2 2代目 20系(2024.09.10)
- 2023年晩夏の関西旅行 大阪メトロ編 その2 中央線を走る車両 Part1 20系投入まで(2024.09.09)
- 速報版 2024年晩夏 京都の旅 3日目 嵐電から始まり、阪急PRiVACE、JR、阪急2300系で締めくくり(2024.09.05)
- 速報版 2024年晩夏 京都の旅 2日目 午前中は嵐電、午後は叡電を満喫(2024.09.04)
コメント