大宮にてE001形「TRAIN SUITE 四季島」を撮影 その3
「TRAIN SUITE四季島」の編成の話題、今回は残り3両、
7号車 E001-7 四季島スイート/デラックススイート
6号車 E001-6 DINING四季島
5号車 E001-5 LOUNGEともれび です。
これらの車両はいずれも2017年2月27日、1年前の一昨日総合車両製作所で落成しています。
これらの車体は上下方向に大きな空間を確保する必要性から、これまでの号車とは異なり、二階建てグリーン車と同様の前後台車間を低床としたバスダブ構造のステンレス鋼体方式で製造されました。
四季島の愛称が示すように編成全体で四季をテーマとしており、先頭車の展望車は「春」、5号車のラウンジは「夏」、6号車のダイニングは「秋」、各車両の個室は「冬」をイメージしています。
バスダブ構造を生かして、個室や共用部分の床下に水、汚水タンクなどの各種タンクや機器類を配置しています。7号車の車端部屋根上に水タンクを配置しています。
台車はE531系とE233系で使用されている台車を基本に設計した軸箱支持装置が軸梁式のボルスタレス台車であり、電動台車はDT83(先頭車)、DT84(中間車)付随車がTR266(4号車)、TR267(5-7号車)です。
基礎ブレーキは、電動台車はユニットの踏面片押し式、付随台車はユニットの踏面片押し式と車軸に装備されたディスクブレーキによる併用となっています。車体に取付けられた加速度センサーにより、左右の車体の揺れを抑える空気圧式の動揺防止制御装置(フルアクティブサスペンション)、同じく車体に取付けられた加速度センサーにより、空気ばねに平行して取付けたダンパの減衰力を切替えて車体の上下振動を緩和させる油圧式の可変減衰上下動セミアクティブダンパを、2-9号車の台車に装備しており、乗り心地の向上が図られています。ヨーダンパは、中間車の2-9号車のみの装備されています。
2018/2/24 大宮
中央の車両が7号車ですが、通路側から見ると窓配置は8号車と変わりません。
こちらの客室側の写真では4両目の7号車とその前の2両では窓パターンが大きく違っていることがわかります。
7号車はメゾネット型の四季島スイートとフラット型のデラックススイートの2部屋からなり、定員は4名です。四季島スイートが最高額の部屋で8号車寄りに設置され、デラックススイートは2階建て分の容積に1階分の個室が設定されているため、天井の高い開放感が味わえる部屋となっており、2番目に高額の部屋だそうです。
上の東十条の写真から厨房の部分(通路の反対側)にはほとんど窓がないことがわかります。
6号車は食堂車となっており、5号車よりに配置したダイニングスペースは高床構造とし、床には大理石が敷かれています。テーブルは2人用のものを9台配置してあります。厨房は7号車よりに配置し、食材保管用の冷凍冷蔵庫は高床構造のダイニングスペースの床下に配置されています。
5号車はラウンジカーで、バスタブ構造を生かして、2階建てスペースの天井の高さから開放感を演出しています。ドアは中央部に設けられていますが、両側面で位置がずらしてあります。
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