E353系車両展示会@立川駅 2018/3/3 その1 外回り
2018年3月3日土曜日、立川駅2番ホームにE353系が据え付けられ、車両展示会が開かれるというので行って来ました。
編成はS106編成、4号車から12号車までの基本9両編成で2月27日に総合車両製作所横浜事業所を出場したばかりです。
2018/3/3 立川
E351系と異なり、E353系は4号車連結側の顔も、12号車の顔も違いがありません。顔は見た目に同じでも1,12号車は非貫通、3,4号車は貫通構造となっています。
車体はE657系と同じアルミニウム合金製の中空押し出し形材を用いたダブルスキン構造です。先頭構体は屋根部と幌板部を除きFRPで構成されています。
E351系は基本・付属5編成ずつでしたが、E353系は基本編成の数が6本となりました。
構成は
←新宿方
クハE353-6-モハE353/352-506-モハE353-2006-サハE353-6-サロE353-6-モハE353/352-6-クハE352-6
9両編成、5M4Tで0番台モハE353にはパンタ1基、500番台モハE353にはパンタ2基が搭載され、2000番台はユニットを組まない単独モハでパンタ2基となっています。
パンタグラフは中央本線の狭小トンネルに対応可能なように、折り畳み時の高さを3950mmとしたPS39シングルアームタイプです。E257系のPS36をベースに集電可能範囲を広くしたものでバネ上昇式・空気下降式であり、TIMSに対応する上昇検知装置を備え、集電効率を向上させるためにメタライズドカーボンすり板を枕木方向に3列配置し、高速走行での追従性向上のためにオイルダンパーを搭載しています。
量産先行車には各車両間の車端外妻面(連結部)に車端ダンパーと車体間ダンパーの2つを取付けていましたが、量産車では全車両にフルアクティブ動揺防止装置を搭載したため車体間ダンパーは付いていません。
補機用の電源SIVは東洋電機製造製のIGBT素子を使用した3レベル電圧系インバータで構成されており、直流1,500Vを電源として三相交流440V 60Hzを出力します。基本編成は定格容量260kVAのSC110を3基搭載し、並列運転を行います。
空気圧縮機はスクリュー式の MH3130-C1600S2(定格容量1,600L/min)を採用しており、車体傾斜装置使用に伴う圧縮空気の消費量の増加に対応するため、2号車のモハE353形1000番台を除いた全車両に搭載しています。
因みに3両付属編成はクモハE353-モハE353-1000-クモハE352と見かけ上、全電動車構成ですが、両端クモハは運転台より台車が付随台車、中間車より台車が動力台車の0.5M方式で、3両編成としては2M1Tとなっています。SIVは SC89B(定格容量210kVA)を1基搭載しています。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 西武多摩湖線1261Fが伊豆箱根塗装に | トップページ | E353系車両展示会@立川駅 2018/3/3 その2 車内の様子 »
「催事」カテゴリの記事
- 通勤電車シリーズ 205系 20 E231系500番台(ヤテ514~516)の山手線への投入による動き(2022.02.21)
- 秩父鉄道の駅 その5 ひろせ野鳥の森駅と広瀬川原駅(貨物駅)(2021.08.31)
- 2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その6 蘇我駅で撮影した蒸気機関車牽引列車(2021.06.21)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 4 諏訪市湖畔公園に保存されているD51 824号機(2020.09.18)
- 小湊鉄道 五井機関区の保存機 その3 小湊鉄道B10形4号(2020.08.26)
「電車E353系」カテゴリの記事
- 速報版 2024年晩夏 京都の旅 1日 台風の進路に悩まされた往路(2024.09.03)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 11 岡谷駅あれこれ(2020.09.29)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 5 上諏訪駅周辺あれこれ(2020.09.21)
- 速報版 信州公園保存車両巡りの旅 その1 (2018.09.01)
- E353系車両展示会@立川駅 2018/3/3 その2 車内の様子(2018.03.06)
« 西武多摩湖線1261Fが伊豆箱根塗装に | トップページ | E353系車両展示会@立川駅 2018/3/3 その2 車内の様子 »
コメント