日本橋川に沿って歩く その10 鎧橋から隅田川まで
鎧橋で日本橋川を越える道路は平成通りというそうですが、江戸橋の昭和通りと次の茅場橋の新大橋通りの補助的ルートのような道です。かつては都電がこの通りを走っていました。
2018/2/19
やはりこの付近を代表する建物はこの東京証券取引所かと思います。
私も株とか証券とかには全く縁がないもので東京証券取引所のことはニュースでは聞くものの漠然とあの辺としか思っていませんでしたが、今回の散歩でビルを見つけて驚いた次第でした。
鎧橋の下流の橋は茅場橋で1992年竣工、
1径間鋼製桁橋です。
茅場という地名は江戸城が築城された当時、茅が生い茂る草原で、屋根ふきの材料となるカヤを扱う商人が住んでいたことからこの名前が付いたと言われています。
茅場橋の北西の水天宮の交差点ではそれまで人形町通の地下を走って来た日比谷線が新大橋通に進路を変え、茅場町方向に向かうのに対して、半蔵門線が新たに人形町通の下を走り、深川橋の方向に向かいます。
茅場橋と次の湊橋の間では亀島川が分岐し、日本橋水門が設けられています。
そしてちょうどこの水門の場所でこれまで小石川付近から日本橋川に覆いかぶさってきた首都高速道路が直角に曲がり、外れて行きます。
首都高の覆いが無くなって最初の橋は湊橋、1928年竣工、3径間鉄筋コンクリート製アーチ橋です。
日本橋川、最下流の橋は豊海(とよみ)橋で1927年竣工、
1径間鋼製フィーレンディール橋です。特徴的なトラス橋です。
私が訪問した2月19日は橋の改修工事中でクルマの通行は不可能でした。
隅田川の合流地点のすぐ下流には永代橋が架かっており、道路は永代通り、地下鉄東西線が地下を走っています。
やはり高速道路に覆われない川面の景色は素晴らしいです。
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