日本橋川に沿って歩く その9 日本橋から鎧橋まで
日本橋川に沿って歩くシリーズ、今回は日本橋の下流側です。
橋の北東岸には「魚市場発祥の地」の碑があります。江戸湾などで獲れた魚を幕府に納め、その余りを人が多く集まったこの辺で売りさばいたのが魚市場の始まりなのでしょう。
橋の南東の角、桟橋への入り口は「滝の広場」といった名前が付いています。チャンスがあればここからクルーズ船に乗ってみたいものです。
日本橋の下流の橋は江戸橋、1927年竣工、2径間鋼製アーチ橋です。この橋は靖国通りと同じく関東大震災の復興事業で造られた都道316号”昭和通り”が通るために架けられたもので、日本橋架橋後の1631年に架けられた旧江戸橋とは別の橋だそうです。旧江戸橋から日本橋にかけて川の北岸が魚河岸となっていました。
さらに旧江戸橋の下流で北側に西堀留川、東堀留川、南側に楓川が分岐し、蔵が立ち並び物流の中心地でした。
昭和通りの直下を都営地下鉄浅草線が通っていますが開業当初、直近の駅名は江戸橋でしたが1989年に東西線との連絡、駅名をそろえるために日本橋に改称されました。
今では江戸橋と言えば首都高速の江戸橋Jctが有名ですが、ランプはC1の外回りの昭和通り北方向への出口、昭和通り南方向からC1内回りへの入り口だけです。
結構この辺りに来ると川幅も広くなり、かつては渡しがあったそうです。
そしてその大河に架橋された橋が鎧橋、1957年竣工、3径間鋼製ゲルバー橋です。上の写真の案内板の記述にあるように源義家の鎧伝説や平将門の兜伝説など鎧兜の地名が現在も残されています。
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