さらばEF66 30号機
JR九州の811系の話題が続くなか、JR貨物のEF66の話題です。
先頃、高槻機関区のEF66 30がEF66 27に連れられ、廃車回送されました。EF66 30号機はEF66基本番台の2次車として26号機から31号機までの6両が車体系川崎重工業、電気系富士電機のジョイントで東海道・山陽地区フレートライナー増発用の昭和48年度一次民有予算で製造されました。
新製時から全量産車とともに下関運転所に配置され、1985年3月14日のダイヤ改正では東海道・山陽の寝台特急「あさかぜ」「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」の牽引役も務めました。1986年11月1日のダイヤ改正では国鉄分割民営化に向けた配置で17-20、28、31-39、901号機とともに吹田機関区転属となりました。
30号機、36号機、54号機そして27号機が最後まで原色で残っていましたが、1993年から2006年まで続いた内部機器の更新、側引き戸のステンレス化、前面ナンバープレートの装飾、前照灯間のステンレス飾り帯びの撤去工事で車体塗色が100番台と似た塗り分けとなりました。この塗色は退色し易い欠点があったようです。
2004年以降、初更新の54号機以降は現行の塗装である青15号、正面と車体裾部にクリーム色1号が配された塗装になり、国鉄職に近似したものになりましたが、一部からは「プラレレイル更新色」などと揶揄されました。
以上が30号機の塗装変更の歴史です。
追記:4月に廃車かと思われた30号機、5月2日、広島工場で検査(全般検査?)を終えて、岡山機関区に回送されたそうです。まだ、同機の活躍は続くようです。
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コメント
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B767−281様 お早うございます。この話題私も2nd train と言うサイトで見ていました。 EF66のブルトレ牽引懐かしいです。三島の例の場所まで撮影に行ったことも思い出します。貨物に移ってから頭の上のエアコンがついて、まあ乗務員の立場では有難いのでしょうが、みっともない姿になったなと思います。考えてみれば今までの酷使で、そろそろ引退も仕方がないのでしょうが残念です。引退と言えば、某首相一味、今週が山場でしょうか。私の周りでは「まだやってるの?」の声が当然多数です。
投稿: 細井忠邦 | 2018年4月22日 (日) 07時50分
細井忠邦さま、おはようございます。
確かに運転席の労働環境を守るためのあのエアコンは、かっことしては頂けるものではなかったですね。いまならもっと薄型のものが用意できるのではと思います。
毎日のように東海道・山陽をフレートライナーを牽引する仕業の連続、確かに機械としては悲鳴を上げる仕事だったと思います。
安倍の辞任、連休明けとか、国会終了後と予測されていますが、本人は以前辞め無いつもりのようですね。まさにそれが国民にとっては大きな迷惑なんですが。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2018年4月23日 (月) 05時45分