2017年10月の福岡旅行 10 赤い813系の話題 その6 1000番台
813系の第10次車は2両編成として登場した0番台編成の3両編成化のための中間付随車で、2003年にサハ813-401~407、409として製造されました。製造時点ですでにRm008編成は廃車されていたので番号を揃えるため、あえてサハ813-408は欠番としました。
2007/12/16 門司
813系0番田Rm004編成は400番台サハの組み込みで3連化されました。
続いて11次車として製造されたのが1000番台で2005年に輸送力増強のためRm1001~1003の3編成が製造されました。
この編成からマスコン・ブレーキはワンハンドルシステムとなり817系に準じたものとなりました。VVVFインバータ素子は従来のGTOからIGBTに変更され、整流装置もサイリスタ位相制御からPWMコンバータ制御に変更されました。
Rm1002編成 門ミフ時代
車両構成も従来のクモハ+サハ+クハから電動車を編成中間に置くクハ+モハ+クハとなったため、新たにクハ812、モハ813形式が登場しました。引張力不足の対策として主変換装置は2台搭載し、モーター制御方式も1C1M構成から1C2M構成に変更され、ブレーキ制御方式も電気指令式遅れ込め制御方式に変更されました。
2005/12/6 海老津
Rm1003編成も現在は福北ゆたか線で運用中
ブレーキ装置は低価格化とメンテナンスの省力化が図れ、高い信頼性と保安度のある回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキとなりました。メンテナンス製の向上や軽量化のため車体支持装置が従来のZリンク式から200番台でも使用された一本リンク式に変更され、台車形式も電動車がDT403K、付随車がTR403Kに変更されました。こういった多岐にわたる技術的変更のため番台は大きく飛び1000番台となりました。
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