2017年10月の福岡旅行 11 薬院で撮影した西鉄の車両たち 3000形 part1 通常塗装
西鉄の現有車両では6000形・6050形の後に7000形・7050形が2000年、2003年にそれぞれ2両編成が11本、9本登場しています。今回の薬院駅での撮影では残念ながら遭遇しませんでした。次回、福岡を訪れる際に狙いたく思います。
その次に2005年から製造されたのは3000形でした。導入にあたり、一新、快適、高品質の3つのコンセプトが考慮されました。2007年に鉄道友の会ローレル賞が授与されました。
2017/10/13 薬院
3006編成 3両編成と2両編成の併結5連
車体
軽量化で消費電力を減らすため西鉄では初めてステンレス製となり、扉は再び3扉になりました。車体幅は従来車より,54mm拡大され2724mmとなりました。前頭部は普通鋼製、貫通形で前面窓は下部を斜めに切ったパノラミックウインドウとなりました。前照灯は従来のシールドビームから高輝度HIDランプとなりました。車体の組立へレーザー溶接が日本の車両として初めて採り入れられました。
台車・機器
台車は6050形6157F以降導入されている川崎重工製の軸梁式軸箱支持ボルスタレス台車KW-161B、KW-162Bを採用、主電動機は出力175kWのかご形三相誘導電動機SEA-412で、2両編成の連結面台車は動軸1つだけが駆動軸となっているため、1C3M方式となりました。3両編成の大牟田側制御車は将来の主電動機増設に対応できるように台車は動力台車を履きました。
制御装置は東芝製電気ブレーキ付きIGBT素子方式のVVVFインバータで2両編成用と3両編成用では前者はVVVF1群とSIVで1セット、後者はVVVF2群とSIVで1セットとなり、一体箱に収められて床下に艤装されました。
車内
乗降扉間は転換式クロスシート、車端連結部は4人掛けロングシートとなっています。
←大牟田 福岡(天神)・太宰府→
Tc 30** + M 33** + Tc 35** 01,02, 06, 07, 15-18
Mc 31** + Tc 35** 03-05, 08, 13, 14, 19, 20
Tc 30** + M 33** + T 34** + M 36** + Tc 35** 09-12
3両編成 8本 2両編成 8本 5両編成 4本の20編成 60両体制です。
運用は写真からも分かりますが、特急、急行、各停に使用されています。
part2ではラッピング車両に触れます。
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