2017年10月の福岡旅行 11 天神で撮影した西鉄の車両たち 9000形
FIFA WC 2018 ロシア大会、日本代表は開催の2か月前にハリルホジッチ監督の解任、西野朗監督の就任、そして開催直前の親善試合では結果が出せず、「グループリーグ3連敗で敗退か?」などという予想があるなか、4か国によるグループリーグH組初戦はコロンビアに2-1で勝ち、第二戦セネガル戦は2度リードされるも追いついて引き分け(2-2)、第三戦は既にグループリーグ敗退が決まっているポーランドに0-1で敗れるもセネガルとの勝ち点、得失点差、総得点で並び、フェアリー・ポイントの差で2位通過となりました。
決勝トーナメント1回戦はG組を3戦全勝で1位通過のベルギーとの対戦となりました。これまで日本代表は2002年の日韓大会、2010年の南アフリカ大会で決勝トーナメントに出場しているものの、2002年はトルコに0-1、2010年は0-0延長・PK戦でパラグアイに敗れていました。グループの勝ち上がりなどから、今度こそはとの期待も上昇し、日本時間で7月3日火曜日午前3時からの試合を観戦しました。
前半はベルギーの猛攻に耐え0-0で折り返し、後半開始早々に原口が、さらに乾がゴールを決め、2点リードしましたが、点を取りに来たベルギーの猛攻で69分にフェルトンゲン、74分にフェライニにゴールを奪われ、さらにアディショナルタイム90+4分にカウンターからシャドリのシュートが決まり、2-3と逆転負けを喫しました。
これが世界の怖さなのかもしれませんが、この敗戦をまた一つの糧として成長するしかないですね。因みに勝ち上がったベルギーのベスト4をかけての対戦相手は同じ日の試合でメキシコを2-0で下した絶好調ブラジルです。
さて、西鉄電車の話題、今回は最新鋭の9000形です。
9000形はこのシリーズ最初に登場した5000形の置き換えを意図して2016年度に投入が開始された形式で、西鉄では3000形以来、11年ぶりの新形式車両となりました。
車体
レーザー溶接で組み立てたステンレス車体で前頭部は普通鋼製となっています。両開き扉を片側3か所に配し、扉間には大型窓2枚が配置され、西鉄初のUVかっどガラスが採用されました。前頭部は貫通形で両サイドともパノラミックウインドウとなりました。前照灯、尾灯は縦一列に配置され全てLEDとなりました。車体色は無塗装ステンレス地で車体側面窓下と側面上部にロイヤルレッドの帯が入りました。行き先表示器も従来の幕式に代わり、日、英、中、韓4か国語表示のフルカラーLED方式となりました。
台車・機器
1999年来採用されている空気バネボルスタレス台車のKW-161C,KW-162Cが採用され、大牟田より制御車ク9000は電動車化が可能なように電動機未装着の電動台車が装備されています。
制御機器はSiC素子のインバータでVVVFインバータ、SIV双方に使用されています。パンタグラフは電動車にシングルアーム方式のものを2基搭載しています。
車内
座席は全席ロングシートです。
←大牟田
3両編成 Tc1 90** + M 93** + Tc2 95** 01, 02. 06. 07
2両編成 Mc 91** + Tc2 95** 03-05
2016年度に3両編成2本、2両編成2本、2017年度に3両編成2本、2両編成1本の計7編成18両が製造されました。
主要諸元
最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 2.5 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.0 km/h/s
編成定員 2両編成 248人(座席80人)
3両編成 386人(座席128人)
車両定員 先頭車 124人(座席40人)
中間車 138人(座席48人)
車両重量 36.3t(Mc)
34.6t(M)
27.2t(Tc2)
26.0t(Tc1)
編成重量 2両編成 63.5t
3両編成 87.8t
全長 19,500 mm
車体長 19,000 mm
全幅 2,760 mm
車体幅 2,714 mm
全高 4,091 mm
パンタグラフ搭載車4,165 mm
車体高 3,715 mm
パンタグラフ搭載車3,690 mm
主電動機 全閉型誘導電動機(全閉IM)
主電動機出力 175kW
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
歯車比 6.21
編成出力 700kW
制御装置 SiCハイブリッドモジュール素子VVVFインバータ制御
制動装置 回生ブレーキ併用
電気指令式空気ブレーキ
純電気ブレーキ
保安装置 西鉄型ATS
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