2018年3月の関西旅行 南海電鉄編 その23 大阪府都市開発5000系
大阪府都市開発(現、泉北高速鉄道)はこれまで南海6100系をベースにした100系や南海6200系をベースにした3000系が投入されてきましたが、1990年から初の独自設計、新技術を取り込んで登場したのが5000系です。
特徴的な点は、初の8両固定編成であること、両端先頭車は非貫通構造で、尤も5,6号車に入る5600形は電気連結器・前照灯を装備しています。制御装置はGTO 素子によるVVVFインバータ制御方式でこれは南海2000系をベースにしたものでした。後に南海1000系をベースにした方式に換装されました。
2018/3/23 新今宮 5503F 桃山学院教育大学他桃山学院大学、プール学院短期大学のラッピング
車体はアルミ合金製で白色塗装されており、これもこれまで見てきた南海の形式では無かったものです。製造は5501Fの和泉中央方4両と5509Fが東急車輌製造製、他は川崎重工製です。
Tc1 M1 M2 T T M2' M1' Tc2
5501 5001 5101 5601 + 5601 5101 5001 5502
主要諸元
全長 20,725 mm
全幅 2,744 mm(先頭車)2,740 mm(中間車)
全高 4,160 mm
車体 アルミニウム合金
駆動方式 WNドライブ
制御方式 GTO-VVVFインバータ
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
台車 ボルスタレス台車
1次車 1990 5501F
2次車 1992 5503F 中間車にクルマ椅子スペース設置
3次車 1993 5505F
4次車 1995 5507F 和泉中央延伸対応
5次車 1995 5509F 輸送力増強
補助電源は140kVASIV、CPはC-2000MLを搭載し、エアコンはスクロール圧縮機の24.4kWのユニットを2台搭載しインバータマイコン制御方式としました。パンタグラフはM1車に下枠交差タイプを2台搭載しています。
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コメント
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B767-281様こんにちは。この顔はなかなか個性的でいいと思います。最近京王新5000系に似た顔が東急などにも登場して、また新たな画一化なのかと少し食傷気味です。さて関西の通勤事情は羨ましいです。多分この8両固定編成、かなりゆとりがあるのでは、と思います。話は少しずれますが、立川近辺では最近南武線の混雑が問題になっています。 編成両数を増やすのは難しそうなので、増発が望まれます。
投稿: 細井忠邦 | 2018年8月11日 (土) 15時42分
細井忠邦さま、おはようございます。
確かにこの顔は関東ではあまり見ないタイプの顔ですね。
首都圏では東急も最近、新車が出て、徐々に動き出していますね。最近、田園都市線もご無沙汰なんでまだ全然、見てはおりませんが。
南武線も確かに立川付近、溝の口付近は大変な混雑のようですね。6連ではきついのかもしれませんがホームが延伸に対応し切れていないのですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2018年8月12日 (日) 06時20分