2018年3月の関西旅行 水間鉄道編 その2 7000系
昨日の記事にあるように水間鉄道では1970年代から長いこと、南海から譲渡された501形(元南海1201形)を使用して来ました。しかし、それも老朽化し、新たな600V車両の譲渡を打診しました。
同じ頃、東急7000系が車両更新で大量に不要になること、7000系の600V対応改造をして導入か、あるいは変電設備を1500Vに対応するか検討した結果、変電設備を1500V対応にする方が安くつくこと、さらに東急で不要になった変電設備も譲受できることになり、水間鉄道ではこのときに昇圧と車両の総取り換えが行われました。
東急時代 水間入線時
←貝塚方 水間方→
デハ7008 デハ7007 → デハ7001 デハ7101 貫通先頭車
デハ7010 デハ7009 → デハ7002 デハ7102 貫通先頭車
デハ7012 デハ7011 → デハ7003 デハ7103 貫通先頭車
デハ7128 デハ7127 → デハ7051 デハ7151 非貫通先頭車
デハ7110 デハ7109 → デハ7052 デハ7152 非貫通先頭車
種車10両が東横車輛電設(現、東急テクノシステム、長津田工場)にてワンマン化改造が行われ、元中間車には切妻タイプの非貫通運転台が取り付けられ、1990年7月に水間鉄道に搬送されました。
さらに水間鉄道入線後、屋根上に集約分散式冷房機が新設されました。電源は東急8090系からの発生品を流用しました。
回生ブレークは残されていますが、水間鉄道では使用しません。ワンマン化改造はされていますが、早朝、深夜以外はツーマン運転となっています。
他の私鉄に譲渡された車両は加速性能が落とされるケースが多いですが、水間鉄道の場合は性能は変化していません。
2018/3/23 7003F 水間観音
10両7000系の譲渡を受け、5編成の7000系として活躍して来ましたが、7003Fだけは更新を受け1,000形にはならず、廃車となり、このように車庫内に残されていました。
2005年からの会社更生手続きが完了したのに伴い、7000系の更新が開始され、7003Fを除く4編成が1000形となりました。
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