2018年3月の関西旅行 近畿日本鉄道編 その2 各線と駅 西田原本駅と田原本駅
新王寺駅から田原本線は両端駅も含め8駅ありますが、どの駅も関東の人間にとっては初めて聞く駅名です。地形的には奈良盆地の中央部を北から南へ走るのですが、自治体的には全て郡部であり、市は一つも通りません。
西田原本駅に到着する少し前に近鉄橿原線が寄り添って来ます。
2018/3/24 西田原本駅から新王寺方向
分岐器を右に分岐すると近鉄橿原線に繋がる連絡線があります。車両の交換などはこの線路を使っています。
6) 西田原本駅、田原本駅 こちらも同じ
西田原本駅は1918年4月26日、大和鉄道が新王寺との間で開業した際に田原本駅として開業しました。このときは軌間が1067mmでした。
1922年9月3日、味間駅まで延伸し、中間駅となりました。
1923年5月2日、桜井まで延伸されました。
国鉄桜井駅まで大和鉄道の列車が乗り入れを開始しました。
>1944年1月10日、桜井~田原本間の営業が停止され、1958年12月27日に廃止されました。
1948年6月15日、新王寺~田原本間の電化が完成し、軌間も1435mmに改軌されました。
1961年10月1日、信貴生駒電鉄と合併、1964年10月1日、近鉄と合併し、近鉄田原本線となり、駅も西田原本となりました。
現在の西田原本駅は頭端式1面2線ホームの駅です。
一方、現在は同じ近鉄の近鉄橿原線田原本駅は西田原本駅の東側の駅前広場の先にあります。かつては田原本駅には東口しかなく、両駅間での乗り換えは踏切を渡り、かなりの距離を歩く必要がありました。1964年に信貴生駒電鉄が近鉄と合併した際に両駅を北側に移転させて統合する構想がありましたが、地元、駅周辺の商店街の反対などで立ち消えになったそうです。
2009年に乗り換えの不便さを解消するために設置された西口駅舎と雨にぬれずに西田原本駅に通じる通路
2009年に写真のような西口駅舎が造られ、京都方面のホームと西田原本駅との連絡はよくなりましたが、橿原線上下線ホーム間を結ぶ地下道はバリアフリーではないため、車椅子利用者は東口改札を利用せざるを得ないようです。
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