2018年3月の関西旅行 近畿日本鉄道編 その3 特急車両 21000系
2018年3月の関西旅行、近鉄特急の話題、今回は21000系アーバンライナーplusです。plusは2003年から2005年にかけて行われた更新改造後に与えられた愛称です。21020系同様に2017年8月の旅行で遭遇しており、9月11日の記事にあるので重複は避けます。今回の旅行では、大阪難波、今里、布施、大和八木で遭遇しました。
編成は6連11本と増結ユニット2連3本で全部で72両です。当初は高安検車区に配置されていましたが、東花園検車区に異動する編成が現れ、現在は全車富吉検車区に配置となっています。
更新改造において、デラックスカ―は従来、2両(モ21500形とモ21600形)でしたが、更新後はモ21600形1両となりました。車内販売も芳しくないことから車販準備室は撤去されました。シートも従来は簡易リクライニングシートでしたが、リクライニングと連動して座面が沈み込むタイプの「ゆりかご型シート」に変更されました。これらは昨日の記事にある、21020系の開発時に実施したアンケート調査結果を反映したものでした。plusは「新世代機能とサービスの付加」を意味を込めてのものだそうです。
外観の変化は裾部をジェントルベージュに塗り替え、窓まわりのオレンジの細線が消えました。オレンジ帯は若干赤みが増し、コスメオレンジとなりました。折り戸部分にもオレンジ帯が通るようになりました。さらに扉上に雨樋が取り付けられ、一次車特有のふくらみがあった扉はフラット化されました。連結面には転落防止幌が設置され、一次車モ21200形の入れ換え用運転台は撤去されました。連続窓の構造も21020系と同様になり、窓柱の縦抑えゴムはなくなりました。主要機器は変化がありませんが、パンタグラフはモ21100形とモ21304形の間に高圧母線を引きとおし、それぞれ一基搭載としました。
リニューアルで車販準備室は撤去されましたが、2007年10月から車販が行われることになり、21600形の喫煙コーナーが転用改造されました。
今回は遭遇しませんでしたが、21102編成に昨日の21121編成と同様の70thラッピングが施されたそうです。
名阪特急の主役として登場以来活躍して来ましたが、近鉄では2020年度の営業運転開始を目指し、新型車両の投入を発表しており、編成は8連3本、6連8本と現在の車両数と同数になるそうです。
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