2018年3月の関西旅行 阪堺電気軌道編 その6 モ701形
1987年、モ351形以来、24年ぶり、南海電鉄から大阪軌道線が分離した後、初めて登場したのがモ701形です。
モ151形の置き換えを目的として、東急車輛製造にて1995年までに11両が製造されました。単行式路面電車の製造に関して東急車輛製造としては1964年製造のデハ150形以来のの新造車となりました。
世田谷線で働いていた頃のモデルですが、渋谷~二子玉川園間が健在な頃、玉電最後の新車として何度が乗車しました。
当時、路面電車と言えばアルナ工機が製造していたのに東急車輛製造に発注されたのは南海電鉄の車両発注方式に倣ったからだそうです。
ブレーキは電気指令式に加え、1軸ツーハンドルマスコンを採用した高性能車でブレーキ力が強力なため追突防止のため前照灯横にブレーキランプが設置されました。
性能上60km/hまで速度を出せますが40km/hから50km/hで蛇行運動が発生するために性能を十分に発揮できていません。側面方向幕が装備された最初の形式でもあります。
最終増備車は最初から、それ以外の車両も途中から乗降口のステップが1段から2段に変更改造されました。
パンタグラフもこれまでの形式とは違いZ型パンタで登場しましたが、一部の車両でシングルアームタイプに換装され車両も登場しました。
主要諸元
定員:70名(座席38・立席32)
設計最高速度:60km/h
最大寸法(長さ×幅×高さ):13,710mm×2,470mm×3,700mm
自重:19.0t
台車:東急車両製造TS-331
制御方式:間接式抵抗制御
主電動機:MB3279-C(30kW)×4
駆動方式:WN駆動方式
ブレーキ方式:電気指令式空気ブレーキ
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