2018年3/10月の関西旅行 近畿日本鉄道編 その4 一般型車両 奈良・京都線5800系
近鉄大阪線のように乗車時間の長い路線では無料急行運用用として1970年から1971年にかけて2600・2680・2610系のような4扉固定式クロスシート車が投入されていました。ただ、これらの車両は座席のシートピッチが短く、乗客には不評で順次、ロングシートに改造されてしまいました。
その後、2017年10月2日の記事でも紹介しましたが2610系2621Fをロング・クロスシート転換可能なL/Cカーに改造し、投入したところ好評を博したため、1997年8月から量産・投入されたのが今回ご紹介する5800系です。
2018/3/24 今里 5801F 正面にはL/Cカーのステッカーが貼ってあります。
同編成には1998年度 ローレル賞のプレートが貼ってあります。
MT2両1ユニット方式で、奈良方から
モ5800 サ5700 モ5600 サ5500 モ5400 ク5300 の6連で、
5801~5805の5本が西大寺検車区に配置されています。
2018/10/5 大和西大寺 5802F
同編成は3度目のアートライナーとして2014年4月29日からデポ1形復刻塗装となりました。
2018/3/24 今里 5804F
2018/10/5 鶴橋
奈良・京都線配置の5800系は阪神線乗り入れ対応車となっています。
因みに大阪線には5311F、5312Fの2本、逆向きが高安検車区に、名古屋線にはク5300 モ5600 サ5710 モ5800の逆向き4連5812F 1本が富吉検車区に配置されています。
5800系以降に登場した車両はIGBT素子インバータ制御となり、シリーズ21に移行しました。奈良・京都線では1981年に登場した8810系以来続いて来た顔も5800系が最後となりました。
因みに、この顔もよくよく見ると車体の連結器の凹みの深さが8010系や9200系の時代は浅いのに対して、それ以降の車輌では深くなっているのが分かります。9200系の側面の当初の3連と、増備車の下部ラインのズレに見られる車体形状の変化に相当しているのかと思います。
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