2018年3/10月の関西旅行 近畿日本鉄道編 その4 一般型車両 奈良・京都線9200系
10月5日の記事で触れた8810系はそれまで奈良・京都・橿原線系統に登場した8800系から大きくモデルチェンジした界磁チョッパ制御方式の車両でした。
近鉄の車両系列名は編成の両数が変化しても大きく変わり、8810系の4両編成に対して、2両編成版は9000系、3両編成は9200系となりました。
9000系は2017年10月3日の記事で触れましたが、1983年に2両編成8本が製造され電算記号FEとして奈良線に配置されましたが、2003年から2006年にかけて全編成が方向転換の上、名古屋線に配置換えとなりました。電算記号はFWになりました。今回の旅行でも名古屋線でその活躍する姿をよく見ました。 この系列については名古屋線の9000系として後日、再度触れます。
2018/3/24 大和八木 京都・橿原線で活躍する1編成だけ残った9200系
後から2両目の車両が後に4連化のために増備されたサ9310形9314
一方、9200系は1983年に京都線の3両編成需要に対応するために4本が製造され、途中で中間車が増備され、4両編成となった系列です。
←京都 モ9200(偶数Mc) モ9200(奇数M) サ9310(T、旧サ9350) ク9300(T)
といった構成で1991年に京都線の長編成化でサ9350形(現在のサ9310形)が4両新造され、4連化されました。
増備された中間車のサ9350形は1020系のサ1170形同一設計のアルミ合金製車体となっており、サイドから見ると車体のラインが揃っていないのが分かります。
主要諸元
自重 モ9200形:39.5t ク9300形:35.0t
車体高 モ9200形・ク9300形:4,055mm サ9310形:4,030 mm
台車 Mc車・M車:KD-88 Tc車:KD-88A T車:KD-96C
主電動機 三菱電機複巻電動機
型式:MB-3270-A
編成出力 1,280kW
製造以来、4編成とも東花園区配置で電算記号はFB(偶数)後にFL50番台となりましたが、1~3編成は2006年6月から2007年1月にかけて方向転換の上、高安区に転属、大阪線用となりました。このときにサ9350形はク9320形との番号重複を避けるため、サ9310形に改番されました。2001年から2007年9月までにサ9310形を除いた車両は車体更新を完了しました。
大阪線9200系についても後日、再度触れる予定です。
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