2018年3/10月の関西旅行 近畿日本鉄道編 その5 一般型車両 大阪線 2410系
近鉄・大阪線の一般型車両、昨日の1480系の増備車としてMcTcの2連では2400系が1966年から登場し、この車両からマルーン1色塗装となりました。名古屋線に転属後、2003年に廃車となりました。1968年にはMcMTcの3連で2470系が登場しました。 2470系は旧エースカー10400系の廃車発生品の電動機と台車を流用した車両でこちらも後年名古屋線に転属し、2001年から2002年にかけて廃車されました。
系列番号が大きく1000飛んでいるのは、当時、大軌デポ1000形、後のモ1000形から始まった大阪線系統の車両系列番号が1100、1200、1300、1321、1400、1500、1521、1522、2000、1550、1560、2200、2227、2600、2250と使用されてたからでした。
これらの系列を引き継いで今日も健在なのが2410系と明日の記事で触れる2430系です。両車とも奈良線系統の8000系シリーズとよく似たスタイルで、大阪上本町~布施間の複々線区間では共演しています。
2018/10/5 大阪上本町 2425F
以上、3枚の写真は2連タイプが上本町方に連結されています。
2410系は1968年から1971年にかけて2400系の増備系列として2連モ2410+ク2510さらに増結用ク2590で登場しました。最大の特徴は通風効果を上げるために近鉄と三菱電機が開発したラインデリアを装備したことです。このために2400系に較べ屋根の高さが120mm低くなりました。側面の腰板の高さや框から上の窓の高さ等、さらに1971年製造の2427Fから車体幅が30mm広げられたことなどで、以後の通勤タイプの標準寸法車両となりました。製造番号が2431(2430系初号車)とダブルの避けるため、最終編成は2410+2510とされました。
2018/10/5 鶴橋 2429F
一方、4連タイプは伊勢中川方に連結されています。
2001年にク2591が解体され、2006年に2411Fが電気検測車「はかるくん」(モワ24系)に改造された以外、除籍車両はなく、製造50年の強者となっています。
高安検車区に 2連 2410、2412~2428 4連 2429、2430
富吉検車区に 4連 ク2592、ク2593を先頭とする変則編成 が配置されています。
4連はク2510-モ2450-サ2550-モ2410 といった2430系の中間車を組み込んだ編成と増結用ク2590形、2430系中間車、モ1200形による両サイドの顔が異なる変則編成があります。
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