2018年3/10月の関西旅行 近畿日本鉄道編 その5 一般型車両 大阪線 2610系
近鉄大阪線の一般型車両、長距離運行を担う急行向けの車両として1970年にはトイレ付、オール固定クロスシート車の2600系がデビューしました。4扉オールクロスシートはわが国初でシートはビニール地、扉付近には補助席がありました。腰羽目はロングシート車より50mm低く設定され、展望を良くしてありました。4連2本、2連2本が製造され、各1本ずつ大阪線、名古屋線に配置され、阪伊、名伊、名阪急行に使用されました。さらにこの2600系を1971年、冷房付きで登場させたのが2680系でした。電装機器は初代ビスタカーからの流用で、3連2本が大阪線に登場し、快速急行・急行を中心に運用されました。1979年に2610系と同じ座席に改装され、名古屋線に転属しました(2017年9月19日の記事)。この中から2683Fが先日の3代目鮮魚列車用編成となりました。
2610系は2600系などの量産車として1972年から1976年にかけて2200系などの置き換え用として4連17本が製造されました。シートはモケット張りになり、補助席は廃止され、シートピッチが改良されましたが、1988年に3扉転換クロスシートの5200系が登場すると見劣りするため2680系とともにロングシート車に改造されました。そして1996年から1997年にかけて2621・2626・2627Fの3編成が試験的にL/Cカーに改造されました。
2611Fから2620F,2622Fから2625Fまでの14編成が明星区に所属し、大阪線の急行・準急を担当し、L/C改造3編成の2621F、2626F,2627Fが名古屋線用に富吉区に配置となっています。
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