2018年3月の関西旅行 近畿日本鉄道編 その7 一般型車両 南大阪線6020系
近鉄南大阪線の高性能車、6800系「ラビットカー」の登場後、6900系、6000系と続き、まだ非冷房の時代の量産系列となった車両が6020系です。
1976/3 大阪阿部野橋 6029F
未だ、行き先表示装置がなく、行き先札をさげています。
現存する4連の最若番編成の非冷房・排障器なし、一色塗の時代
1968年に登場し、1973年までの間に99両製造され、南大阪線の最大勢力となりました。三菱製のラインデリアを搭載しており、その分、屋根の高さが低くなりました。大阪線の2410系、2430系、奈良・京都線の8000系、8400系、、名古屋線の1810系、1000系、1010系と同世代になります。1971年以降に製造された車体は車体幅が30mm拡大され、前面に排障器、側面に列車種別表示が取り付けられました。
編成は ク6120 モ6020 モ6020 の3連(18本)と ク6120 サ6160 モ6020 モ6020の4連(8本)計86両が存在し、MM車2両はユニットで番号も中間車が偶数、先頭車が奇数になっています。所属は古市検車区です。尤も、南大阪線、吉野線の車両はすべて古市検車区です。
性能面では6000系6009F以降と同じで、奈良線の900系以降と同じく腰羽目高さが850mm、窓は框から900mmとなり、以降のロングシート車の標準となりました。
1980年から冷房化工事、1987年から車体更新が行われ、1997年から2回目の更新も行われています。一方で、2003年から2004年にかけて6061F、6027F、6037F、サ6164、サ6165が廃車となり、養老線に転属しました。
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コメント
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B767-281様今晩は。やはり近鉄電車も長生きなのですね。路線から考えても、走行距離はかなり行っていると思われますし、下降式窓で雨水の浸入もあると思われますが、やはり保守がしっかりしているからでしょうか?減価償却がどうのより、車両を大切にする姿勢がいいと思います。
投稿: 細井忠邦 | 2018年11月27日 (火) 22時22分
細井忠邦さま、おはようございます。
まさに仰る通りですね。
物を大切に長く使う、この精神が生きているのでしょうね。
もちろん、余剰廃車も出ますが、それを引き取ってくれる別会社も存在していますから。
特急車両なども車体はなくなっても機器類は再利用されていますね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2018年11月28日 (水) 06時22分