西武2000N系 4扉車を主流にした車両 11次車 8連 その3
西武鉄道のフラッグシップ的存在となった2000系11次車の最後の2本は2097Fと番号の行き詰まりを避けるため6連の2055Fを2045Fに改番し、新たに二代目となった2055Fで両編成は所沢車輛工場で製造されました。
2097F 1992年6月29日竣工 4連で出場 2297などの中間車は1992年9月29日竣工
試験的に307Fで試用された三菱電機製GTO素子のVVVF制御装置をM1車2197に搭載し、他のM3~M6車は界磁チョッパ車という電動車構成でしたが、加減速時の衝撃は免れず、それが災いしてか2000N系の先陣を切る形で2016年9月に廃車となりました。
廃車の件は記事にしませんでしたが、2016年の横瀬公開の記事で触れました。
なお2098の前頭部は池袋の藤ビル東5号館に保存されています。
2016/7/9 秋津
2097Fの場合、この2か月後に廃車になっていますから、廃車時まで減パン工事やベンチレータの撤去は受けることなく経過したということですね。
2055F 1992年12月25日竣工 4連で出場 2255などの中間車は1993年3月25日竣工 2005年10月25日、減パン工事、2008年12月10日、更新修繕、パンタシングルアーム化、CP交換工事出場
2012/5/6 東村山 高架化工事で最近はこの辺も変貌しつつあります。
2016/5/21 小平
通風機がステンレス製というのも2097F、2055Fの特徴でした。
2017/1/16 石神井公園
滅多にない2連(2413F)を池袋側に連結しての運用に入ったこともありました。
車両番号が系列として整合性を保てる枠から溢れた例として有名なのが東武8000系の”通称”インフレナンバーで8199Fから先、81100Fから8111F6まで行きました。
西武の場合、製造見込みが残り少なかったせいか、こうはせずに6連グループの2055Fを2045Fに改番し、2097Fの後続を2055Fとしました。似たような例が近鉄大阪線の2410系の最終増備編成2410Fに見られます。
この結果、西武2000系では6連8連の先頭車番号2033から2044までと2099が使用されませんでした。
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コメント
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加減速時の衝撃と言えば、501系と701系グループが併結した際のものも有名なところですが、2097Fと比べて衝撃の激しさはどうでしたか。
投稿: にゃんきち | 2018年11月24日 (土) 15時44分
にゃんきちさま、こちらにもありがとうございます。
701系改造の3代目501系、懐かしいですね。
確かに501系も701系と併結されると衝撃というか加減速のズレを感じた憶えがあります。2097Fよりもそちらの方が荒っぽく感じたかも知れません。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2018年11月25日 (日) 06時18分
皆さんそうおっしゃいますね(笑)
投稿: にゃんきち | 2018年11月26日 (月) 00時08分