2018年3/11月の関西旅行 近畿日本鉄道 その10 生駒山鋼索線車両
昨日紹介したモト97・98と同様に狭軌の養老鉄道養老線の車両が塩浜検修車庫で定期検査を受ける際に名古屋線内の牽引用にモト94・96が存在します(富吉検車区配置)。ただ、私はまだ遭遇していないので遭遇したら紹介します。
今回は生駒鋼索線(生駒ケーブル)で活躍中の車両です。
生駒ケーブルは鳥居前駅~宝山寺駅間の宝山寺線と宝山寺駅~生駒山上駅間の山上線の2区間からなり、さらに宝山寺線は2つのケーブルが単線並列で並び、宝山寺1号線、宝山寺2号線となっています。通常は宝山寺1号線と山上線が運行され、正月などの多客期には2号線も同時に運行されます。毎週木曜日の1号線点検時には2号線が運行されます。宝山寺線沿線にはマンションなども建ち並び、ケーブルカーとしては珍しく通勤通学路線となっています。さらに踏切が存在し、自動車の通行も可能という点がユニークです。宝山寺線は日本初の営業用ケーブルカーです。
鳥居前駅 改札
宝山寺線:鳥居前駅 - 宝山寺駅間 0.9km
山上線:宝山寺駅 - 生駒山上駅間 1.1km
軌間は両線とも1067mm
最急勾配:宝山寺線227‰(約12°47′)、山上線333‰(約18°25′)
高低差:宝山寺線146m、山上線322m
宝山寺線は大阪電気軌道の系列会社の生駒鋼索鉄道が宝山寺の参拝客を見込んで開業した路線で、山上線は生駒山上に建設された遊園地のためのアクセス路線として大阪電気軌道が開業した路線です。
使用されている車両はいずれも近畿車輛製です。
宝山寺1号線
2018/3/24 鳥居前 コ11形 12 「ミケ」
この車輛を見た瞬間、鉄道雑誌などで見ていたあのケーブルはここだったのかと分かった次第です。
ブル、ミケは2000年から運行されており、それまでは開業当初の木造車両を1928年に車体更新したコ1形1「いのり」2「めぐみ」が使われていました。
宝山寺2号線
2号線は運行を休止しており、鳥居前にはコ3形4「白樺」
宝山寺にはコ3形3「すずらん」 が停まっていました。
単線並列式ですが、4線となるこの中間点も数多くのケーブルの中でユニークです。
山上線
こちらは宝山寺駅と生駒山上駅の間に梅屋敷駅、霞ヶ丘駅が存在します。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 2018年10月の関西旅行 近畿日本鉄道 その9 事業用車 モト97・98 | トップページ | 2018年3/11月の関西旅行 近畿日本鉄道 その10 西信貴鋼索線車両 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 81 車両編 3300系・3150系の後継として2020年登場の9100系(2023.03.30)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 80 車両編 3300系・3150系の後継として2019年登場の9500系(2023.03.29)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 79 車両編 運輸省規格に基づいて製造された3800系(2023.03.28)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 78 車両編 車体更新HL車 3700系(2代)・3730系・3770系・そして冷房付き3780系(2023.03.27)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 77 車両編 地下鉄線乗り入れ用 300系 その2(2023.03.23)
「民鉄:近畿日本鉄道」カテゴリの記事
- 2022年夏 名古屋遠征 再び、近鉄名古屋駅に戻って撮影(2022.11.09)
- 2022年夏 名古屋遠征 近鉄一般車も米野駅にて撮影(2022.11.08)
- 2022年夏 名古屋遠征 近鉄特急を米野駅にて撮影(2022.11.07)
- 2022年夏 名古屋遠征 近鉄80000系特急「ひのとり」を米野駅にて撮影(2022.11.04)
- 2022年夏 名古屋遠征 近鉄80000系特急「ひのとり」を近鉄名古屋駅にて撮影(2022.11.03)
« 2018年10月の関西旅行 近畿日本鉄道 その9 事業用車 モト97・98 | トップページ | 2018年3/11月の関西旅行 近畿日本鉄道 その10 西信貴鋼索線車両 »
コメント