国鉄からJR西日本・JR東海に継承された117系の活躍 part1 京阪神新快速デビュー
これまでの拙Blogにおける記事を見返してみると、117系という単語が登場する記事は何回かあるのですが、1979年京阪神間における新快速でのデビューから現在に至る活躍、そして名古屋地区におけるデビュー、JR東海への継承、そして廃車に至る記事はまだ無いのでこの機会に纏めてみようと思います。
京阪神地区の新快速は大阪万国博の終了直後の1970年10月1日から運行が開始され、113系にて新幹線岡山開業のダイヤ改正前日の1972年3月14日まで運行されました。
快速の速達版としての設定から京都~西明石間の停車駅は大阪、三ノ宮、明石の3駅でした。日中毎時1本の6往復で、車両は万博輸送のために首都圏から転入した横須賀色の113系7連が優先して投入されました。末期には湘南色への変更もあり、混色で運行されました。
昭和44年度第2次本予算113系1000番台55両を横須賀線に投入→0番台京阪神快速線へ
1974/9/29 京都 クハ153を先頭にした6連の新快速
二代目は新幹線の延伸に伴う急行列車の淘汰で余剰となった153系(一部制御車は165系)が白地に青い帯を巻き、「ブルーライナー」の愛称で活躍しました。このときから、日中1時間あたり4本のパターンダイヤで設定され、大阪~京都間を29分で運行しました。
153系は急行型で速度的にも乗り心地的にも問題はないものの、座席がボックスシート、デッキ付き車体で並行する阪急や京阪の転換クロスシート座席の特急車に較べると見劣りし、ラッシュ時の輸送に難点がありました。
こういった問題点を解消し、並行私鉄の特急車両と対抗できる客室設備を持った車両として開発されたのが117系でした。客室設備は1975年に北九州地区にデビューしたキハ66・67系を基本とし、国鉄としては初めての地域の事情にあった車両として開発された電車でした。登場後、「シティーライナー」という愛称が付与されました。
1979年から1986年にかけて川崎重工業、近畿車輛、日本車輛製造、東急車輛製造により、総計216両が製造されました。
主要諸元
最高運転速度 110 km/h (西日本車は115km/h)
設計最高速度 120km/h
起動加速度 1.8 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 5.0 km/h/s
車両定員 64(席)+ 8(立)= 72名(中間車)
自重 最小 31.3 t(トイレなし先頭車)最大 43.7 t(中間電動車)
全長 20,000 mm
全幅 2,946 mm
全高 4,066 mm
台車 ウイングばね式インダイレクトマウント空気ばね台車 DT32E・TR69H(0番台)
円錐積層ゴム式ボルスタレス台車 DT50C・TR235B(100・200番台)
主電動機 直巻整流子電動機 MT54D
主電動機出力 120kW / 基
駆動方式 カルダン駆動方式
歯車比 1:4.82
制御方式 抵抗制御・直並列組合せ・弱め界磁制御
制御装置 CS43A・電動カム軸接触器式
制動装置 電気ブレーキ併用電磁直通ブレーキ 抑速ブレーキ 手ブレーキ
保安装置 ATS-SW(JR西日本車) ATS-ST・ATS-PT(JR東海車)
クリームとマルーンのツートーンカラーはかつて京阪神間を疾走した52系や戦後の1950年製の80系急行電車に使用された大阪鉄道管理局伝統のカラースキームに則った塗色が採用されました。
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コメント
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B 767-281様お早うございます。153系は接客設備は兎も角脚は流石急行形で速かったです。回復運転で130キロというのも体験しています。117系はシックな出で立ちが良かったです。今の深緑、あれはいただけませんね。
投稿: 細井忠邦 | 2019年1月23日 (水) 06時43分
細井忠邦さま、おはようございます。
京阪神の新快速、私も鉄道に興味を持ったのが1972年からですから、113系の時代は知らず153系からでしたが、初めて京都から大阪まで乗って速いなと感じました。
その後、117系が登場し、まさに地域に合わせた電車という感じ、しかも転換クロスシートに木製をイメージさせる内装関西はいいなと感じましたね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2019年1月24日 (木) 04時36分