2018年10月の関西旅行 信楽高原鐡道 信楽駅
再び信楽高原鐡道の話題に戻り、今回は駅シリーズとして信楽駅の紹介です。
2018/10/6 駅舎の表札 これも信楽焼?
駅の開業は1933年5月8日、国鉄信楽線の駅として開業していますが、1943年10月1日から1947年7月24日までは戦時下の不要不急線指定で営業休止に追い込まれていました。
駅は対面式2面2線のホームですが、乗客はもっぱら駅舎側のホームから乗り降りしており、
反対側のホームは大量のたぬきの置物が並べられており、車両の夜間滞泊等に用いられています。
駅横の格納庫
この日はSKR401,SKR501が運用に就いており、SKR311,SKR312が庫内で休んでいました。
2004年9月30日までは信楽町が存在し、10月1日付で水口町、土山町、甲賀町、甲南町が合併し、甲賀市になりました。
私が訪問した10月6日土曜日も駅前で信楽焼の「陶器祭り」が開かれていました。恐らくこの時期の週末は毎週開かれているのではないかともいます。
何と言っても信楽焼で有名でこれは付近の丘陵から良質の陶土が産出し、奈良、山城などの畿内と東海地方を結ぶ交通路にあり、茶湯の中核として発展した京、奈良に近いことから、茶陶信楽焼の発展に繋がったと考えられています。
信楽焼は陶器と磁器の中間に位置する炻器(半磁器、焼締め)で1100℃から1250℃で焼成され、施釉(模様を付けること、後に釉薬をかけ表面をコートします)や絵付けをせず、地肌の風合いを鑑賞するもので、日本には古墳時代に伝わり、須恵器と呼ばれました。信楽焼以外では備前焼、丹波焼、大谷焼などが有名です。
この方面では美濃焼が有名で圧倒的なシェアを誇っているようですが、美濃焼以外に伝統的な焼物が存在することを紹介するために「六古窯」が選ばれています。
それらは
瀬戸焼 愛知県瀬戸市
常滑焼 愛知県常滑市
越前焼 福井県丹生郡越前町
信楽焼 滋賀県甲賀市
丹波立杭焼 兵庫県篠山市今田町立杭
備前焼 岡山県備前市伊部 です。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 西武新特急車両001系Laview お披露目イベント@西武球場前駅 その2 001系車内の様子 | トップページ | 2018年10月の関西旅行 SL北びわこ号12系客車 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 53 車両編 6500系 6000系4連の界磁チョッパ制御版として登場(2023.02.09)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 52 車両編 6000系 その3 2連の活躍(2023.02.08)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 51 車両編 6000系 その2 4連の活躍(2023.02.07)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 50 車両編 6000系 その1 30年ぶりの3扉通勤車として登場、今では最後の抵抗制御車(2023.02.06)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 49 車両編 1600~1700系から2230系へ(2023.01.27)
「駅」カテゴリの記事
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 39 尾張瀬戸から栄町へ(2023.01.11)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 38 瀬戸線の歴史と1986年12月の瀬戸線(2023.01.10)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 36 猿投から梅坪、豊田線で赤池へ(2023.01.06)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 35 碧南~知立~猿投 三河線 海線から山線へ(2023.01.05)
- 2022年夏 名古屋遠征 名鉄ほぼ全線乗りつくしの旅 34 知立~碧南 三河線 海線の旅(2023.01.04)
「三セク鉄道」カテゴリの記事
- E491系 East i-E を豊田駅にて撮影する part1(2022.06.07)
- 通勤電車シリーズ 205系 48 川越・八高線からの撤退(2022.04.15)
- 2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その13 いすみ鉄道車両編 その2 いすみ301(2021.07.02)
- 2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その12 いすみ鉄道車両編 その1 いすみ351(2021.07.01)
- 2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その11 大原駅 いすみ鉄道編(2021.06.30)
« 西武新特急車両001系Laview お披露目イベント@西武球場前駅 その2 001系車内の様子 | トップページ | 2018年10月の関西旅行 SL北びわこ号12系客車 »
コメント