2018年10月の関西旅行 信楽高原鐡道 車両編 その2 SKR400 SKR500
信楽高原鐡道の車両、今回はSKR400とSKR500です。この両形式は私が訪問した日、運用に入っており、車外、車内とも観察することができました。
SKR400形SKR401は2015年9月19日、老朽化したSKR301の置き換えのため導入されました。それまでの富士重工製ではなく新潟トランシス製NDCシリーズで同鉄道にとっては初の18mクラス車です。
主要諸元
設計最高速度 95 km/h
編成定員 122(50)人
括弧内は座席定員
自重 31.6 t
全長 18,500 mm
車体長 18,000 mm
全幅 3,093 mm
車体幅 2,900 mm
全高 3,947 mm
車体高 3,660 mm
床面高さ 1,150 mm
車体 普通鋼
台車 前位:NF01PD 後位:NF01PT
車輪径 860 mm
固定軸距 2,100 mm
台車中心間距離 13,000 mm
機関 横形直噴式ディーゼルエンジン DMF13HZ
機関出力 243kW(330 PS)(連続定格)
変速機 TACN-33-1608形液体変速機
変速段 変速1段、直結3段
搭載数 1基 / 両
制動装置 電気指令式空気ブレーキ(二重)
保安装置 ATS-SW2 EB装置
車体の塗装は「"陶都 信楽"の伝統を鉄道により未来へつなぎ、四方を山に囲まれた高原の風景に溶け込むデザイン」をコンセプトにしており、信楽焼の色味と高原の紅葉をイメージした茶褐色に金色の線が3本入っています。3本の線は「産・官・民」を意味しています。
座席はロングシートで、4位側車端部に車椅子スペースが設置され、扉には開閉式予告チャイムが設置されました。ワンマン運転対応の設備として運賃箱、整理券発行機、LED式行先表示器が備えられています。
動力系は新潟原動機製DMF13HZディーゼルエンジン1基とTACN-33-1608液体変速機からなり、貴生川方の動力台車を駆動します。砂撒き装置、フランジ塗油器、列車情報制御装置(TICS)も装備され、全電子制御方式のため併結相手は現在のところSKR500形のみとなっています。
暖房装置はエンジン排熱を利用した温風式、冷房装置は機関直結式18kwタイプが2台搭載されました。
SKR501の行先・運賃等表示器
貴生川~紫香楽宮跡間が如何に離れていて、そこから先の駅間が短いかこの料金から想像できます。
SKR500形SKR501は2017年2月登場で、車体、動力系等はSKR400形と同一です。塗装は山をイメージした緑色に、座席は転換式クロスシートとなっています。4位側車端部に車椅子スペースが設置され、扉には開閉式予告チャイムが設置されました。
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