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2019年5月 2日 (木)

本牧市民公園の転車台

4月29日の記事では横浜、本牧市民公園に静態保存されている蒸気機関車D51516号機を紹介しました。同公園には機関車以外にも興味深い物があります、それが今回の記事で紹介する転車台(ターン・テーブル)です。

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2015/4/1 本牧市民公園

終端駅で方向転換が必要な蒸気機関車全盛時代は、日本全国の機関区などに転車台が設置され、転車台を取り囲むように扇形庫・ランドハウスがありました。しかし、無煙化が進み、蒸気機関車が消えて行くに連れ、転車台も姿を消して行きました。

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この案内板に書かれているようにこの転車台は元々、横浜機関区高島車庫に設置されていたものだそうです。

日本全国の転車台の数は統計資料によると1918年時点で232台、1936年時点で435台でした。SL列車の復活運転により、現時点で稼働する転車台がある駅は34駅、稼働しないが現存する駅は17、稼働する転車台が存在する運転所・機関区は39、稼働する鉄道保存施設・遊園地は13、稼働しない鉄道保存施設・遊園地は4あり、横浜市本牧公園のものは稼働しません(転車台に関するWikipediaより)。

横浜機関区とはあまり耳にしない機関区ですが、1871年9月、日本に鉄道が開業する前年に開業した我が国最初の機関庫でした。1915年12月、東海道本線の貨物支線として鶴見~東高島~桜木町間が敷設され、高島町貨物駅が開業すると横浜機関庫は高島町に移転し、高島機関庫になり、戦後、横浜機関区に改称されました。役割は港湾地区の入れ換え用で、8620形、C56形が在籍し、C56160ラストナンバーがいました。78657が最後の蒸機となり、1966年8月に廃車となっています。1980年代にはみなとみらいの開発ですっかり一帯は呑み込まれてしまったそうです。

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コメント

B 767-281様こんにちは。ターンテーブルと言えば、我が家近くでは、八王子機関区に存在しました。今でも埋めた跡がはっきり残っています。向日町運転所(今は何でしたか^_^)には今でもあります。485や583のクハは時々方向転換していたので、これを使っていたのでは?と思います。さて、今本川越駅から乗ったところですが、001系の回送の前は人だかりでした。走っているのは見たことがあるのですが、目の前は初めて。周りの人は口々に乗ってみたいと仰っていました。

細井忠邦さま、おはようございます。

八王子機関区の転車台、ありましたね。確か横浜線ホームから東方を見ると見えたように記憶しています。
こちら(http://d51791.com/pg26hatiouji.html)に懐かしい記録が。
向日町といえば我々の時代は大ムコでしたが、今は京都総合運転所、近キトですね。

わたしも001系まずは池袋~西武秩父間で乗ってみたく思っています。

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