日立製作所水戸事業所 さつきまつりに初参加 その5 ED500の台車
再び日立製作所水戸事業所「さつきまつり」の展示物、今回は同所で製作されたED500の話題です。
2019/6/1 日立製作所水戸事業所
ED500は1992年、最急勾配10‰程度の平坦線での運用を想定し、交直両用4軸駆動機とし、当初ED-Xとして落成しました。運用試験のため、ED500-901と改称され、日立製作所が所有権を有したまま、JR貨物に貸し出されました。
主要諸元
軸配置 Bo-Bo
全長 17,600mm
運転整備重量 67.2 t
最高運転速度 120km/h
定格出力 4,000kW (1時間定格)
定格引張力 187kN (=19,080kgf)(1時間定格)
EF200を基本にサイズダウンしたようなスタイルで外部塗色はブラック系メタリック、運転室側扉は赤色、床下機器は黒色でした。前照灯、標識灯は丸型でした。
制御方式はGTO素子VVVFインバータ、1C1M方式、台車はEF200のFD3とほぼ同一のボルスタレス台車、パンタグラフはシングルアーム式、関節部を中央に向けての設置でした。
動輪上重量が軽かったことで空転が頻発し、初期の性能が発揮できず、試験は中止となり、当機は1994年に返却され、水戸工場で保管されていました。2016年4月の公開時にはすでに解体されていました。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 101N系の新宿線本線走行列車 玉川上水~小平~上石神井 折り返し 南入曽 | トップページ | 日立製作所水戸事業所 さつきまつりに初参加 その6 リニアモータ方式L4形貨車加減速装置 »
「催事」カテゴリの記事
- 青梅線開通130周年、青梅駅駅舎築100年(2024.11.28)
- 通勤電車シリーズ 205系 20 E231系500番台(ヤテ514~516)の山手線への投入による動き(2022.02.21)
- 秩父鉄道の駅 その5 ひろせ野鳥の森駅と広瀬川原駅(貨物駅)(2021.08.31)
- 2021年春、外房線~内房線を巡る旅 その6 蘇我駅で撮影した蒸気機関車牽引列車(2021.06.21)
- 2018年晩夏 長野県内の保存蒸機を見て歩く旅 4 諏訪市湖畔公園に保存されているD51 824号機(2020.09.18)
「電気機関車」カテゴリの記事
- 秩父鉄道の電車・貨物列車を久しぶりに撮影(2024.11.26)
- 武蔵野線北府中駅、東芝府中工場から続々と出荷される 台湾鉄路管理局500型 電機 ( 台鐵E500型電力機車)(2024.05.28)
- 2023年夏と2024年冬の名古屋旅行 その37 豊明検車支区にてEL120形を撮影(2024.05.01)
- 秩父鉄道の駅 その10 秩父駅(2021.09.07)
- 秩父鉄道の駅 その7 野上駅(2021.09.02)
コメント
« 101N系の新宿線本線走行列車 玉川上水~小平~上石神井 折り返し 南入曽 | トップページ | 日立製作所水戸事業所 さつきまつりに初参加 その6 リニアモータ方式L4形貨車加減速装置 »
車体が解体されても台車は残されて保存されていたのですね。
投稿: kaipan | 2024年7月25日 (木) 14時56分
Kaipan さま、お久しぶりです。
そうですね。私としては車体も残して欲しかったですね。
税金の問題とか、スペースの問題とかいろいろあるのでしょうからそこらへんはしょうがないのかもしれませんが。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2024年7月26日 (金) 04時06分