湊線の風景 茨城交通からひたちなか海浜鉄道 その3 旅客車編 キハ205
ひたちなか海浜鉄道の車両の話題、今回は日本全国で唯一現役の国鉄キハ20形、キハ205の紹介です。
1965年帝国車輛の製造で国鉄キハ20のラストナンバー522です。国鉄からJR西日本に継承、JR西日本廃車後は1986年から1991年にかけて水島臨海鉄道に売却され、キハ201-212として活躍しました。キハ20-522は210となり、トイレの撤去、サブエンジン方式でデンソー製のエアコン搭載による冷房化が行われました。1996年1月28日に茨城交通に移籍となりました。
2016/3/5 阿字ヶ浦
茨城交通では入線後、すぐの1996年8月にワンマン化改造が行われ1998年5月頃には国鉄気動車標準色への塗装変更もされました。キハ20形としては2017年3月19日、水島臨海鉄道で頑張っていたキハ205(元国鉄キハ20―321)が運行を終了したため、この車両が最後のキハ20形となりました。
国鉄キハ20形は暖地向け両運転台、1エンジン方式で4位側に便所を持つスタイルで計画時はキハ49000形、登場時は車両商号改正後の1957年から1965年にかけて409両が製造されました。0番台はバス窓、200番台以降は改良型の2段窓となり、500番台が最終型で室内等が蛍光灯方式、暖房も温水式、台車はDT22C,TR51Bを履きました。ローカル線用、簡易郵便車として0番台改造の600番台が2両、200番台改造車が1両存在しました。
運転台
車内
現在はイベントなどの際に動く状態となっています。
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