湊線の風景 茨城交通からひたちなか海浜鉄道 その3 旅客車編 ケハ601廃車体@那珂湊
再び、湊線の車両の話題に戻ります。
今回紹介するのは1960年、新潟鉄工所で製造されたわが国初のステンレス製気動車ケハ600形の601号です。海浜に近い路線で塩害による腐食を考慮してステンレス車体で製造されたそうです。
正面は当時の流行である正面2枚窓の湘南型を模したスタイルで、左右窓上部に行先表示器に類似した小窓が用意されていましたが、表示装置は装着されず、明り取り窓のようになっていたそうです。
1963年6月20日までは水戸駅までの直通運転列車につかわれましたが、液体式のトルクコンバータ搭載でしたが併結運転時には総括制御が出来ず、付随車として運用に入り、他車との連絡にはジャンパ線が使われましたが、使い勝手は良くなかったそうです。
1992年に廃車となり、台車は抜かれ車体のみが那珂湊機関区に置かれ、倉庫となっていましたが、市民団体「おらが港鉄道応援団」の手で整備され、現在はギャラリーとなっているようです。
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B 767-281様こんばんは。初期のステンレス車、なかなか個性的で好きです。今でも車体にそれ程痛みが無いのはさすがですね。キハ35900やサロ110-900が車体強度の調査をされずに消えたのは残念です。あっキハは碓氷にいましたか?
投稿: 細井忠邦 | 2019年7月16日 (火) 19時12分
細井忠邦さま、おはようございます。
初期のステンレス車、気動車に限らず電車でも東急5200系が上田交通に残っています。東急6000系も弘南鉄道に残されていますね。
いずれもステンレス車体の錆に対する強さですね。キハ35901はタラコ色になっていますが碓氷峠鉄道文化むらに保存されていますね。、
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2019年7月17日 (水) 04時45分