湊線の風景 茨城交通からひたちなか海浜鉄道 その3 旅客車編 二代目 キハ11
ひたちなか海浜鉄道にとって二代目となるキハ11形はJR東海が国鉄から継承したキハ30形、キハ28形、キハ58形の更新、そしてワンマン運転の拡大用として1988年から投入した中型気動車で、JR東海の非電化区間、および同社の子会社、東海交通事業の区間に投入された車両です。
車体長17.5m最大長18m、幅2.7mの普通鋼製、およびステンレス鋼製(幅2.8m、300番台)で出入口はワンマン運転のため車体両端に寄せ、幅850mmの片引き戸を2カ所に設置、押しボタン式の半自動扉しました。側窓は211系電車と同じ下降式一枚窓となっています。
室内はラッシュ時と日中の閑散時に対応するためロングシートとクロスシートを組み合わせたセミクロスシートで製造時期がおなじ211系5000番台に準拠したバケットタイプのシートが採用され、定員は110名、座席定員60名はキハ40形よりも多くなっています。トイレは300番台を除き設置されておらず、冷房装置は機関直結式のC-AU29を1基搭載しました。
エンジンはキハ85系と同じカミンズ成C-DMF14HZA(330ps/2000rpm)を1基搭載し、変速機は新潟コンバータ製、軽快気動車用C-DW15(変速1段、直結2段式)を使用するため、出力をキハ85系の350psから330psに抑えてあります。車体の軽量化とエンジン出力の向上により、最高速度は95km/h、20‰勾配で60km/h、25‰勾配で60km/h以上で走行可能となっています。台車は大径心皿式の空気バネ台車C-DT58,C-TR242で動台車は2軸駆動となっています。
0番台 暖地用 1988年新潟鐵工所製 10両 1~10
2009/3/22 多治見 キハ11-122
100番台 寒地向け 1988年 新潟鉄工所、JR東海名古屋工場製 23両 101~123
2005/7/5 枇杷島 キハ11-201
200番台 東海交通事業 1993年 城北線開業時 4両 201~204

2012/3/15 亀山 キハ11-303
300番台 暖地向け改良車 1999年 新潟鐵工所 6両 301~306

2016/3/5 那珂湊機関区 こちらは部品取り用キハ11-201
これらのうち123と201~204がひたちなか海浜鉄道に譲渡され、123がキハ115、203がキハ116、204がキハ117に改番されました。201と202は当初から部品取り用のため、2016年12月時点で、未入籍となっています。
キハ11-123は2015年3月14日のダイヤ改正で運用を離脱し、同年4月美濃太田区で除籍となり、4月22日愛知機関区に輸送、203、204も同じ時期に運用を離脱、愛知機関区から4月28日から30日にかけて陸送されました。201、202は同年9月に除籍となりました。
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