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2019年8月31日 (土)

岳南鉄道から岳南電車へ その歴史

2017年3月の静岡県方面の旅、今回からは東海道本線吉原駅から岳南江尾駅を結ぶ岳南電車岳南線の話題です。

170310-6 2017/3/10 JR吉原駅南にある津波避難タワーの上から見た吉原駅と富士山

東海道五十三次の14番目の宿場である吉原宿は元々、現在のJR吉原駅そばにありましたが、1639年(寛永16年)の高潮により壊滅的な被害を受け、再発を防ぐために内陸部の富士市依田原付近に移転しました。ところが1680年(延宝8年)8月6日にも再び壊滅的な被害を受けたため、更に内陸の現在の吉原本町に移転しました。このために東海道は原宿~吉原宿間で海沿いから大きく内陸に湾曲することになり、京に向けて進む場合、右手に見えていた富士山が左手に見えることから”左富士”と呼ばれる景勝地になりました。

Dsc09273 かつての岳南鉄道の社章

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沿線マップ

1889年(明治22年)に東海道本線の国府津~浜松間が開業した際、線路は吉原の町の近くを通らず町外れの鈴川(現在の吉原駅)を通ることになりました。そこで町の中心部と鈴川を結ぶ鉄道が敷設されることになり、1936年8月5日から鈴川と旧左富士信号所間は日産重工業(現、日産自動車)の専用鉄道が利用されました。戦後の1948年12月15日、駿豆鉄道(現、伊豆箱根鉄道)が路線免許を取得、資本金の半分を出して岳南鉄道が設立されました。1949年11月18日、鈴川駅~吉原本町駅間が開業しました。1953年1月20日には岳南江尾駅まで開通し、全線開業となりました。もっとも取得免許では身延線の入山瀬駅まで延伸や沼津方面へ延伸の予定もありましたが、資金難で断念したそうです。1969年9月10日、架線電圧が600Vから1500Vに昇圧されました。

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終点 岳南江尾駅 駅舎

貨物輸送全盛時代は引き込み線や専用線の総延長が本線の総延長よりも長かったそうですが、2011年1月、JR貨物の合理化で2012年春以降の貨物輸送の休止が通告され、2012年3月16日限りで貨物列車の運行が終了し、貨物の取扱が廃止されました。岳南鉄道は運行継続が困難になることを富士市に伝え、富士市は公的支援を伝え、鉄道路線の経営は2013年4月1日から子会社の岳南電車に移管されました。

7002-120109-2
2012/1/9 現在の主力形式 7000形 京王井の頭線3000系の中間車を改造したもの

岳南電車といえば沿線の工場の夜の風景で有名ですが、2014年7月18日、2014年度(第10回)「日本夜景遺産」に鉄道領域で初めて認定されました。

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コメント

B 767-281様お早うございます。先にご紹介いただいた三島には畑毛温泉に行く際に寄ることがあります。楽寿園も何度か行ったことがあります。さて岳南鉄道ですが、東海道線の車中から見たことがあるだけで、まだ乗車はしていません。「井の頭線」がここでも活躍しているのですね。吉原の中心が東海道線の駅周辺でないことも初めて知りました。是非行ってみたくなりました。

細井忠邦さま、おはようございます。

私も何度か吉原を通過しているうちに、是非乗車してみたくなり、2017年3月に初めて行ってみました。
電車も魅力的ですが、岳南富士岡の電機達がいるうちに是非見ておくべきかと思います。

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