公園保存車両 C58 354号機 利府森郷児童公園
昨日の記事で紹介した利府森郷児童公園にはC58 354号機も保存されています。
2016/10/22 利府森郷児童公園
蒸機C58形式は1938年から1947年にかけ、国鉄向けに427両、天塩鉄道向け2両、三井芦別鉄道向け2両の計431両が汽車製造と川崎車輌の2社で製造されました。
保存後、2003年に整備が行われたそうですが、かなり傷みが出てきています。煙室扉ハンドルが欠損すると何か正面からの姿が引き締まりません。
沖田祐作氏の機関車表データによると
1944-1 川崎重工兵庫工場 製番2927
当初配属不明
1945-8現在 和歌山
1946-12-31現在 和歌山
1955-8-1現在 奈良
1964-4-1現在 奈良
1967-3-31現在 竜華
1968-3-31現在 竜華
1972-3-27 会津若松
1974-5-28廃車 会津若松
1975-8-1 保存
同機は1944年1月、川崎重工兵庫工場で竣工、和歌山、奈良、竜華と関西周辺で活躍した後、東北地方に転じ、会津若松で最後の活躍をしています。
C58の特徴は密閉型のキャブの採用で炭水車との間がかなり接近していることです。この機関車には助手席前ランボードに潅水清浄装置が搭載されています。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。
« 公園保存車両 ED91 11号機 利府森郷児童公園 | トップページ | 仙台市電保存館を訪問 その1 概要・仙台市電の歴史・その後 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 2024年春の名古屋周辺旅行 遠州鉄道編 その1 遠州鉄道の歴史(2025.02.04)
- 2023年12月26日 松本城を見学(2024.12.26)
- 2023年晩夏の関西旅行 城巡り編 その3 岸和田城(2024.12.25)
- 2023年晩夏の関西旅行 城巡り編 その2 彦根城(2024.12.24)
- 2023年晩夏の関西旅行 城巡り編 その1 長浜城(2024.12.23)
「蒸機C58」カテゴリの記事
- 天竜浜名湖鉄道、日帰りの旅 その5 天竜二俣駅で 一休み part2 駅前の機関車公園に保存されているC58 389号機(2023.12.20)
- 秩父鉄道の駅 その13 三峰口駅(2021.09.10)
- 秩父鉄道の車両たち その18 パレオエクスプレスを牽引するC58 363号機(2021.08.16)
- 公園保存蒸機 亀山公園ますみ児童園 のC58形359号機(2020.08.17)
- 公園保存蒸機 玉城町城山公園に保存されているC58形414号機(2020.08.14)
コメント
« 公園保存車両 ED91 11号機 利府森郷児童公園 | トップページ | 仙台市電保存館を訪問 その1 概要・仙台市電の歴史・その後 »
B 767-281様お早うございます。C58は小学生の時近くの北八王子近辺で見た記憶があります。給水温め機のおかげで最初はD51と区別がつきませんでした。性能的には万能で後の幻の蒸気機関車C63の原型?になったということを知ったのは大分後でした。このお写真を拝見させていただいても、保存をしっかり続けていくことの難しさを感じるます。
投稿: 細井忠邦 | 2019年8月11日 (日) 08時17分
細井忠邦さま、おはようございます。
私もC58に対して抱いているイメージは同じです。給水温め器の煙突そばの配置というのは確かにD51と共通のものがありますね。
そしてC58はJR東日本の239号機、秩父鉄道の363号機と動態保存機が2機、さらに1号機や多くの静態保存機がありますね。
やはり、客貨両用万能機ですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2019年8月12日 (月) 05時39分