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2019年9月30日 (月)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その13 MIATモンゴル航空

MIAT - Mongolian Airlines

MIATとはモンゴル語のМонголын Иргэний Агаарын Тээвэр の頭文字で意味はモンゴルの民間航空輸送です。
社会主義国であったモンゴルにおいて旧ソ連から贈与されたY-13(ユンカースF.13)が民間・軍事供用の輸送機として1925年5月25日以来、活躍し、1946年には日本製フォッカースーパーユニバーサル(Nakajima Ki-6)7機とPo-2 1機で構成された民間航空運送隊が設立され、国内東部方面の運航が開始されました。
1956年初頭、アエロフロート・ロシア航空の援助により、An-2 5機が到着し、パイロット要員の訓練が開始、7月にはウランバートル~イルクーツク間で初飛行が行われました。1987年、アエロフロート・ロシア航空からリースしたTu-154Bを使用し、国際線の運航を開始、1992年には、かつて全日空から大韓航空に売却されたBoeing727-200を購入あるいは、寄贈され、国際線機材として投入しました。
1993年、100%株式は国が保有するものの、株式会社化され、経営の裁量権を獲得、1998年には騒音基準をクリアするためAirbusA310-300をリースで導入、2002年には老朽化したBoeing727-200の後継機としてBoeing737-800をリースで導入しました。2011年には中国東方航空のBoeing767-300ERをリースで導入、これによりアメリカ主要都市にも乗り入れるようになりました。2014年1月、全株式の49%が公開され、完全民営化が示されました。

Fleet List
Boeing 737-800 4機 C12Y150 EI-CSG EI-CXV JU-1015 JU-1088
Boeing 737MAX8 1機 C12Y150 EI-MNG 運航停止中
Boeing 767-300ER 2機 18C245Y EIーFGN 25C195Y JU-1021(唯一の自社保有機)

Eicsg-boeing-7378as-29922-571-090109-nrt
2009/1/9 旧塗装時代のEI-CSG
Eicxv-boeing-7378cx-32364-1166-190831-nr
2019/8/31 EI-CXV

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2019年9月29日 (日)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その12 LOT ポーランド航空 B787-9

LOT - Polish Airlines


成田空港でのLOTポーランド航空に関しては以前、2017年7月22日記事で触れました。今回はBoeing 787-8では無くBoeing 787-9による飛来もあるようなので再度、触れました。

Lot-7879-fleet
787-8は8機納入されましたが、787-9は2018年3月から2019年6月にかけて6機納入されています。

Splsb-boeing-7879-38084-694-190519-nrt5 Splsb-boeing-7879-38084-694-190519-nrt10 Splsb-boeing-7879-38084-694-190519-nrt23 Splsb-boeing-7879-38084-694-190519-nrt24
2019/5/19 SP-LSB cn38084 ln 694


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2019年9月28日 (土)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その11 イベリア航空 Airbus A330-200

Logotipo de Iberia.svg

イベリア航空に関しては拙Blogにおいては”西ドイツDuesseldorf空港で撮影した旅客機の話題”などで何回か触れていますが、成田便に関しては1986年にマドリード、バレンシアから南回りでムンバイ経由で就航を開始、1987年にアンカレジもしくはモスクワ経由に、1990年にモスクワのみとなり、その後、直行便化されました。まさに当時の長距離用旅客機の航続距離を反映した変化でした。しかし、経営状態の悪化などで1998年12月日本路線からは撤退しました。

イベリア航空はブリティッシュ・エアウェイズともに持株会社International Airlines Group (IAG)の統括下にあり、同社の主導で2015年頃には経営状態が改善し、同年7月31日には新機材Airbus A330-200, A350-900XWBの発注を発表、これらを使用してアジア、アフリカ、アメリカ大陸への新路線の開設が表明され、2016年10月18日、東京便週3便が再就航となりました。2018年10月21日到着便から週5便体制となりました。

IB6801 マドリード(13:00)→成田(翌日10:45)運航日:火木金土日
IB6800 成田(12:20)→マドリード(18:35)運航日:月水金土日

Iberia-a330200-fleet-list_20190927191301
イベリア航空の東京便機材、A330-200のFleet List

2013年から2014年にかけて導入された8機はコンフィグはC36Y242でした。2016年から導入された15機はコンフィグがC19Y269となり、W21Y293というタイプの機体も3機あります。

Ecmil-airbus-a330202-1694-170529-nrt2
2017/5/29 EC-MIL
Ecmki-airbus-a330202-1719-170828-nrt
2017/8/28 EC-MKI
Ecmlp-airbus-a330202-1740-190519-nrt4
2019/5/19 EC-MLP

すでにAirbusA350-900XWBも5機受領済みとのことでいずれ成田便にも就航するのではと思われます。

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2019年9月27日 (金)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その10 Boeing 787-9 KLM

KLMオランダ航空といえば、かつてはBoeing747-400、Douglas DC-10-30、MD-11などで成田に乗り入れ、最近はもっぱらBoeing777-200ER、-300ERでしたが、747-400は 年までに全機退役する予定でそれに代わってBoeing787-9、-10さらにAirbusA350-900が導入されるといいます。またMD-11はKLMが最後まで旅客型を運航していました。

2019年5月19日の成田訪問ではBoeing 787-9に遭遇しました。


787-fleet-list
このリストのように現時点ではー9が13機、-10が1機ですが、-10は7機オーダーしています。各機体に付けられた名前が花の名前というところがオランダらしさを感じます。

Phbhe-boeing-7879-38765-412-190519-nrt3  Phbhe-boeing-7879-38765-412-190519-nrt9 Phbhe-boeing-7879-38765-412-190519-nrt19


  Phbhe-boeing-7879-38765-412-190519-nrt22 2019/5/31 PH-BHE Boeing 787-9 cn38765 ln 412



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2019年9月26日 (木)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その9 殆ど見ることが無くなったBoeing747-400 旅客型 China Airlines

以前はJALが世界最大にBoeing 747オペレーターだったこともあり、成田空港ではBoeing 747をよく見ましたが、最近は747-8を運航しているルフトハンザ・ドイツ航空も羽田に移ってしまい、旅客型は殆ど見ることが無くなってしまいました。そんな中で台湾のChina AirlinesはまだBoeing 747-400型で成田に乗り入れているようです。

China Airlines

Fleet listによると同社は60機のBoeing 747 をこれまで運航しており、その内訳は
Boeing747-100            2機 退役済み
     -200B            1機 2002年5月、金属疲労による空中分解事故 B-18255
     -200B(SF)貨物機コンバート 11機 退役済み
     -SP             4機 退役済み
     -400            1機 1993年11月香港でオーバーラン事故
     -400F            5機 退役済み
                    18機 現役 
     -400             2機 解体済み
                    12機 退役済み
                     4機 現役

China-airlines-b747400_20190925191501  
今なお現役で活躍中の China Airlines Boeing 747-400 Fleet List  

B18212 B18212-2 B18212-3    

2019/8/31 B-18212 Boeing 747-409   

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2019年9月25日 (水)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その8 ロシアの航空会社オーロラ

Aurora

オーロラはロシアの航空会社で2013年11月8日1992年にサハリン州の出資で設立されたサハリン航空1932年国営アエロフロート航空のウラジオストク支社として設立されたウラジオストク航空が合併し、設立されました。社名は当初、投票で選ばれた「タイガ」に決まっていましたが、日本、韓国、中国線を開設するにはシベリアをイメージさせるタイガよりもオーロラの方が良いだろうということでオーロラに決まりました。JR東日本「山手線」の新駅でもそんなことがあったような。計画では2018年までに128空港に就航、航空機40機の所有を目指していました。

就航都市は
ロシア:ウラジオストク、ハバロフスク、ユジノサハリンスク、イルクーツク、クラスノヤルスク、ペトロパブロフスク・カムチャツキー、マガダン、ノグリキ、オハ、シャフチョルスク、ブラゴヴェシチェンスク、コムソモルスク・ナ・アムーレ、ニコラエフスク・ナ・アムーレ、カヴァレーロヴォ、テルネイ、ダリネゴルスク、プラストゥン、ダリネレチェンスク、ボストーク、ヤースヌイ空港(択捉島)、メンデレーエフ空港(国後島)の21都市
日本:東京/成田、札幌の2都市
韓国:ソウル/仁川、釜山の2都市
中国:北京、ハルビン、牡丹江、延吉の4都市
香港:香港 の1都市                   計 30都市

機材 
Airbus A319 10機
Boeing 737 5機 -200 2機 -500 3機 すべて引退済み
Bonbardier Q200 2機 Q300 4機 Q400 5機     計 21機  

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2017/6/9 RA-67252 Bombardier DHC-8-402Q Dash 8 4106

Ra67254-bombardier-dhc8402q-dash-8-4351-
2017/5/29 RA-67254 Bombardier DHC-8-402Q Dash 8 4351

Vpbdm-airbus-a319111-2069-190831-nrt20
2019/8/31 VP-BDM Airbus A319-111 cn2069

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2019/5/19 VP-BUN Airbus A319-111 cn3298

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2019年9月24日 (火)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その7 厦門航空のBoeing 787-8 and -9

昨日に続いて、最近、成田でよく見かける厦門航空の話題、機材も737だけではなく787も来ています。

Xiamen-airlines-fleet
Xiamen Airlines Boeing 787 Fleet List
-8を6機、-9を6機保有し、-8はFirst Classのある3クラスに対し、-9はビジネス、エコノミーの2クラスです。

B2769-boeing-7878-dreamliner-41539-227-1

B2769-boeing-7878-190831-nrt8

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2019/8/31 B-2769 Boeing 787-8 cn41539 ln 227

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B1566-boeing-7879-63040-498-190519-nrt8

2019/5/19  B-1566 Boeing 787-9 cn63040 ln 498

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2019年9月23日 (月)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その6 厦門航空のBoeing 737

Xiamen Airlines

厦門航空(アモイ航空、Xiamen Airlines、IATA:MF, ICAO:CXA, Call sign: Xiamen Air)は中華人民共和国福建省厦門を本拠地とする中国南方航空の傘下の航空会社で1984年7月25日、福建省、民航総局、厦門市の共同出資で中国国内線キャリアとして設立され、後に民航総局の株式は中国南方航空に譲渡されました。

やがてアジア地域へのネットワーク拡大に合わせ、Boeing787が導入され、2015年7月26日、初の大陸間拡張としてアムステルダム路線を開設、2015年11月30日にはシドニー、翌年にはメルボルン線が開設されました。北米方面へは2016年7月26日のバンクーバー線を皮切りに、シアトル、ロサンゼルス、JFKと続きました。
航空連合は2012年11月21日スカイチームに加盟しており、19番目のメンバーとなっています。コードシェア協定はAir France*, China Eastern Airlines, China Southern Airlines*, Garuda Indonesia, Japan Airlines, KLM* (Joint Venture Partner), Korean Air, Malaysia Airlines, Mandarin Airlines, Philippine Airlines, Vietnam Airlinesと締結されており、合弁協約は*の3社と結んでいます。

現在のFleet構成はBoeing 737-700, -800, MAX8, MAX10, Boeing 787-8, -9 で過去にはBoeing 737-200, -300, -500, Boeing 757-200 を運航していました。

今回の記事で紹介する737-800は138機運航中、3機発注中です。仕様は737-85C(WL)、-85N(WL)、-84P(WL)、-86FH(WL)、-86N(WL)があり、コンフィグはY184、C8Y156、C8Y162の3種類です。

B5355-boeing-7378fh-35104-2495-170609-nr

2017/6/9 B-5355 Boeing 737-8FH cn35104 ln2495

B5657-boeing-73785c-38394-4153-190831-nr

2019/8/31 B-5657 Boeing 737-85C cn38394 ln4153

B6485-boeing-73785c-39913-5481-190519-nr

2019/5/19 B-6485 Boeing 737-85C cn39913 ln 5481

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2019年9月22日 (日)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その5 ノックスクート航空

NokScoot

ノックスクート航空(NokScoot、IATA: XW, ICAO: NCT, Call sign BIG Bird )はタイの格安航空会社で、2014年8月20日、「ノックエア」49%、「スクート」49%、そしてフェアンナミドルカンパニー2%の共同出資で長距離国際線を運航する航空会社として設立されました。純粋に新規の航空会社設立ではなく、もともとタイにあった「ピートエア」をノックエアとスクートが買収し、名称を変更する形態が採られたため、就航準備期間が短縮されました。2018年4月20日に国土交通省が外国人国際航空運送事業を認可し、2018年6月1日より、バンコク・ドムアン空港~成田空港間の路線が開設されました。これまでに会社設立以来、

2015年6月2日 ドンムアン空港 - 南京禄口国際空港間就航。
2015年10月25日 ドンムアン空港 - 台湾桃園国際空港間就航。
2016年1月15日 ドンムアン空港 - 天津浜海国際空港間就航。
2016年4月4日 ドンムアン空港 - 瀋陽桃仙国際空港間就航。
2016年9月23日 ドンムアン空港 - 大連周水子国際空港間就航。
2017年11月22日 ドンムアン空港 - 西安咸陽国際空港間就航。 とネットワークを拡大し、成田線の後、
2018年10月29日 ドンムアン空港 - 関西国際空港間就航    と関西空港就航も果たしています。

Nokscoot-fleetlist

ノックスクートのFleet List

Fleetは現時点ではシンガポール航空が使用していたBoeing 777-212ER7機で、将来、Boeing 737-8AS(WL)が2機追加されます。

Hsxbc-30866-343-190831-nrt4
2019/8/31 HS-XBC Boeing 777-212ER cn 30866 ln 343
Hsxbe-190519-nrt11
2019/5/19 HS-XBE Boeing 777-212ER cn32334 ln 409

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2019年9月21日 (土)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その4 Boeing 777-300 ユナイテド航空

Boeing 777の時代になって、アメリカのメジャーキャリア、ユナイテドやアメリカン、さらにコンチネンタル(2012年3月にユナイテドに完全統合され消滅)などは専ら-200タイプで成田に乗り入れて来ました。私もアメリカ出張などではよくユナイテド便を利用し、-200に搭乗するばかりでした。

United-b777300
United Airlines Boeing 777-300 Fleet List

Flleet Listを調べるとこれまで100機を運航しており、そのうちの82機が-200、18機は-300で-200の8機は既にリタイアしています。18機の-300はすべて航続距離延長タイプの-322ERでユナイテド仕様の機体です。

N2333u-boeing-777322er-62644-1466-190519
2019/5/19 N2333U Boeing 777-322ER cn62644 ln 1466

RWY16Rに降りて来た機体を見た際に、いつものユナイテドの機体より長い、ドアも5枚あるということで-300であることに気付きました。

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2019年9月20日 (金)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その3 Airbus A220 大韓航空

最近、Airline関係のニュースサイト等でよく目にするのがAirbus A220というシリーズです。

Hl8312-airbus-a220300-bd5001a11-55028-19

Hl8312-airbus-a220300-bd5001a11-55028-nr

2019/5/31 HL8312

私も最初はAirbus社が独自に新規のシリーズを立ち上げたのかと思いましたが、調べてみるとカナダの航空機メーカのBombardier Aerospace社が2004年7月に開発を計画したもののローンチに至るカスタマーが現れず、2006年1月に一旦凍結され、2008年7月のファーンボロー航空ショーにて「Cシリーズ」として発表され、ルフトハンザ・ドイツ航空が確定30機、オプション30機発注でローンチが決まり、2013年9月16日に基本型CS100の初号機が初飛行に成功、2015年12月、カナダ運輸省から型式証明が授与、2016年6月29日にCシリーズの航空機として1号機がスイスグローバルエアラインズに引き渡され、2018年7月10日にAirbus社がBombardier社と提携し、CシリーズをエアバスA220とし、CS100Airbus A220-100CS300Airbus A220-300としてラインナップに加えたものとわかりました。

シリーズはCS100 110人乗り標準タイプ、CS100ER 航続距離延長タイプ、CS300 130人乗り標準タイプ、CS300ER CS300の航続距離延長タイプ、CS300XT CS300の離着陸性能強化版から構成されており、2019年2月末時点で

・エア・バルティック
・スイス インターナショナル エアラインズ
・大韓航空
・デルタ航空
・エアタンザニア で60機が運航されており、CS100が123機、CS300が237機のオーダーを受けています。

エンジンはP&WのGTF(Geared Turbo Fan Engine:ファンと低圧タービンコンプレッサーの間に遊星歯車機構を持つ減速ギアボックスが挿入されたターボファンとターボプロップの折衷型エンジン)PW1000Gシリーズ(PW1519G, PW1521G, PW1524G)が搭載されています。

Kal-airbus-a220-fleet-list
大韓航空のA220-300 フリートリスト

Hl8314-airbus-a220300-bd5001a11-55035-19 Hl8314-airbus-a220300-bd5001a11-55035-nr

2019/8/31 HL8314 50周年ステッカー付

同社は2017年12月からA220-300のデリバリー受けており、成田線に就航させています。

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2019年9月19日 (木)

成田空港で撮影したA380 その3 アシアナ航空

成田空港で撮影したA380、今回はアシアナ航空です。

Asiana-a380
A380 Fleet list

同社も6機のA380-841を保有しており、2014年から2016年にかけて毎年2機ずつのデリバリーを受けています。

Hl7626-airbus-a380841-cn-155-140802-nrt8

Hl7626-airbus-a380841-cn-155-140802-nrt2
2014/8/2 HL7626 A380-841 cn155 デリバリーされて1か月の頃

Hl7640-airbus-a380841-230-190519-nrt2  Hl7640-airbus-a380841-230-190519-nrt20

Hl7640-airbus-a380841-230-190519-nrt32
2019/5/19 HL7640 A380-841 cn230

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2019年9月18日 (水)

成田空港で撮影したA380 その2 タイ国際航空

成田で撮影したA380シリーズ、2番目はタイ国際航空です。就航順ではマレーシア航空の方が先ですが、同航空のA380は既に記事にしてありますので、タイ国際航空にしました。

Thai-a380-fleet

タイ国際航空には6機のA380が2012年秋から2013年秋にかけて納入されており、現在どの機体もActiveです。各機体には愛称が与えられて吏、調べてみるとタイの観光地の名称のようです。

Hstua-airbus-a380841-087-170503-nrt9
2017/5/3 HS-TUA Airbus A380-841 087

Hstuc-airbus-a380841-100-190831-nrt10

2019/8/31 HS-TUC Airbus A380-841 100 ANAのA380とほぼ前後して着陸しました。

Hstue-airbus-a380841-125-170529-nrt9

2017/5/29 HS-TUE Airbus A380-841 125  



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2019年9月17日 (火)

成田空港で撮影したA380 その1 シンガポール航空

先日、5月24日から就航したANAのA380の写真を載せましたが、これまで成田空港で撮影しているA380の写真を航空会社別に載せて行こうと思います。

A380を運航している航空会社は現時点で以下の14社で

 航空会社          運行開始 確定発注機数 引き渡し数 運用数   エンジン
シンガポール航空       2007年   24      24    19  トレント900
カンタス航空         2008年   12      12    12  トレント900
エミレーツ航空        2008年  123      110   110  GP7200(90) トレント900(19) スカイマーク2機 
エールフランス        2009年   10      10    10  GP7200  
ルフトハンザドイツ航空    2010年   14      14    14  トレント900 
大韓航空           2011年   10      10    10  GP7200
中国南方航空         2011年   5       5     5  トレント900
マレーシア航空        2012年   6       6     6  トレント900 
タイ国際航空         2012年   6       6     6  トレント900
ブリティッシュ・エアウェイズ 2013年   12      12    12  トレント900
アシアナ航空         2014年   6       6     6  トレント900
エティハド航空        2014年   10      10    10  GP7200
カタール航空         2014年   10      10    10  GP7200
全日本空輸          2019年   3        2      2    トレント900  

となっており、ヨーロッパ、アジア、中東の航空会社が多く、北米の航空会社ではフェデラルエクスプレス、ILFC、UPSが発注を取り消した記録が残っています。

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シンガポール航空のA380 Fleet List 24機を受領しましたが、古い方から5機のうち、SKA、SKCは既にシンガポール航空からは完全に離れており、3機はストア状態のようです。

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2010/1/31 NRT REGは不明

9vskg-airbus-a380841-019-190519-nrt 9vskg-airbus-a380841-019-190519-nrt7 9vskg-airbus-a380841-019-190519-nrt22 9vskg-airbus-a380841-019-190519-nrt27 9vskg-airbus-a380841-019-190519-nrt32
2019/5/19 NRT 9V-SKG Airbus A380-841 019

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2019年9月16日 (月)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その2 ANA Boeing 787-10

昨日のA380に続き、今回は4月から路線に投入された787の胴体ストレッチタイプ、787-10です。

一昔前のANAの国際線といえば747-400が投入され、ハブ&スポークで路線が構成されていましたが、最近は機材のタイプも中型機中心となり、ポイントtoポイントになりました。さすがに東京(HND,NRT)対ニューヨーク(JFK), ロサンゼルス(LAX)などは777-3ERなどの250席機がメインですが、それ以外の路線には787を代表とする3クラス200席機が主流となっています。

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2019/8/31 NRT JA900A Boeing 787-10 cn62684 ln 809

ANAは2004年4月26日に世界に先駆けて、経済性の高い機体としてボーイング社の提案する7E7を50機発注し、ローンチカスタマーとなりました。7E7はその後、787となり、国際線用に787-8を20機、国内線用に主翼端のウイングチップをウイングレットに変更した787-3を30機、発注となりました。
787の開発は炭素繊維複合材を接続するファスナーの不足、主要ボックスの強度不足、ロールスロイスのエンジン開発遅延などで大幅に遅れ、派生型の開発順序が変化し、当初787-8、787-3、787-9だったのが787-3はANAとJALしか発注していなかったため、これらは後回しとなり、787-9の開発が優先され、JALもANAも787-3から787-8に発注を切り替えました。2010年9月30日時点で55機発注していたANAは15機の発注を787-9に切り替えました。
ANAが787の初号機JA801A Boeing 787-8 Dreamliner (cn34488 ln8)を受領したのは2011年9月25日11月1日、定期便として初就航しました。2012年6月29日には国内線仕様1号機JA809Aが羽田~岡山線にデビューしました。その後、急ピッチでのデリバリーがありましたが、2013年1月16日には飛行中にリチウムイオンバッテリから出火のトラブルが発生、飛行停止となり、世界中で運航されている787が飛行停止となりました。飛行が再開されたのは翌年の5月26日でした。
787-9の初号機JA830A2014年7月29日に羽田に到着、8月から国内線に就航しました。3号機からは国際線仕様機となり、羽田~ミュンヒェン線に就航しました。2016年5月14日、36機目の787-8、JA878Aが羽田に到着し、これが最後の787-8となりました。
一方、トレント1000エンジンの中圧タービンブレードやコンプレッサーブレードに関するトラブルが2016年8月と2018年7月に発覚し、改良型ブレードへの交換作業が必要となり、運休を余儀なくされました。

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AirbusA350-900に対抗するため、787-9の胴体を18ft、5.5m延長し、座席数290から310にした787-102013年6月のパリ航空ショーで正式にローンチされ、ANAは2015年1月に3機、国際線用機材として発注しました。その初号機JA900A2019年4月26日に成田~シンガポール便で就航しました。世界的にはシンガポール航空が最初に受領(9V-SCA)しており、2018年5月3日より、シンガポール~関西線に就航させていました。因みにこのタイプのローンチカスタマーはシンガポール航空で、ユナイテド航空で同社は787-8、-9 ,-10の3タイプを運航する世界初のエアラインとなっています。ANAは2021年までに787を83機体制を構築する予定です。

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2019年9月15日 (日)

2019/8/31 久しぶりの成田空港 その1 ANA A380

8月31日、青春18切符の消化も兼ねて久しぶりに成田空港を訪問しました。これから数回に渡り、その際に撮影した写真を載せます。
まずは5月24日からホノルル線に就航したANAのA380です。
ANAホールディングスがAirbusA380、3機の発注を発表したのは2016年1月29日で、投入先はハワイ・ホノルル路線でJALのホノルル路線への宣戦布告とも言われました。北米を除く、世界のメジャーエアラインはA380をビジネス需要の多い路線に投入し、ゆったりとした上級クラスを売り物としたフラッグシップとして導入しているのに対して、ANAはこういった概念を覆し、リゾート路線への投入としました。ANAの国際線戦略はビジネス路線が優先され、リゾート路線にはそれほど力を入れずJALの後塵を拝して来ました。そういった意味でこのA380の投入は一気にANAのホノルル線をアピール出来る物になるか注目されています。

A380にはRRのトレント900、あるいはエンジンアライアンス(GEとP&Wの協同出資会社)のGP7200という2種類のエンジンが選択可能ですが、ANAはトレント900を選択しました。機体塗装もデザインの公募が実施され、導入される3機は1機ずつ異なる配色のマルチカラーとなり、愛称はFLYING HONUに決定しました。

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2019/8/31 14:17 NRT RWY16Rに着陸したNH183便 JA381A

初号機JA381A (Airbus A380-841 cn262)は2018年9月17日にトゥールーズ工場をハンガーアウト、機内艤装とペイントのためにハンブルク工場にフェリーされました。コンフィグはファースト8席、ビジネス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミー383席で1階席後方にカウチシートが60席設定されました。3機ともコンフィグは同じになる予定です。2階席の前方が8席のファーストクラスでドアで仕切られた個室空間となり、その後にビジネス、後方にプレミアムエコノミーが配置され、1階席はオール・エコノミーです。2018年12月13日にJA381Aのロールアウト式典が実施され、2019年2月25日にトゥールーズに戻り、3月20日にデリバリー式典、その後NH9398便として日本に向けて離陸、3月21日に成田に到着しました。
到着後は整備士、CA、ハンドリングスタッフの検修が行われ、4月6日から成田、ホノルル以外にダイバート等で着陸するかも知れない関西、中部、新千歳などへの慣熟フライトも連日のように実施されました。

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2019/8/31 15:55 NRT RWY16Rに着陸した182便 JA382A

2号機JA382A(Airbus A380-841 cn263)は5月18日に成田に到着しました。
5月24日、JA381AがNH184便でホノルル線初就航しました。ANAの成田~ホノルル線は3往復で
         NRT HNL   HNL   NRT
NH184/183     2010 830  1130 1455(+1)   5/24から週3便(火金日)がA380
NH182/181     2130  950      1245   1615(+1)        7/2 から週3便(火金日)がA380
NH186/185     2200  1020     1355   1725(+1)       毎日 787-9 

と言ったスケジュールで運航され、8月31日(土)はNH183、NH181ともにA380の予定でした。

3号機は2020年春に導入の予定です。

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2019年9月14日 (土)

JR東海の211系 その3 大垣から静岡に転属した編成

昨日の記事で触れたように、JR東海の211系5000番台のうち、2次車の一部、3連11本が1989年から大垣電車区に配置され、東海道本線の運用に就きました。神領区投入の車両もこのときに、大垣区の車両とともに中央西線の運用のみならず、東海道本線の運用に就きました。列車番号表示器は使用されず、先頭車の車番が表示されました。

1990年に4次車が投入されると神領区の2次車3連1本が大垣区に転出しました。
C22 クハ210-5026+モハ210-5026+クモハ211-5026

1992年、国鉄時代に投入された211系0番台の予備車を確保するために、2次車3連1本と4連K20編成のサハ211-5018とともに神領区から大垣区に転属しました。
C23 クハ210ー5033+モハ210-5033+クモハ211-5033 サハ211-5018

1999年313系が投入され、神領区211系の東海道本線運用が消滅。関西本線での運用が大垣区から神領区に移管され、神領区から2次車3連7本が大垣区に転属しました。これを機に大垣区の編成番号は車番順に振り直されました。東海道本線の運用範囲は菊川まで延長され、飯田線直通運用は313系に置き換えられました。サハ211-5018は神領区に戻され、K125編成に組み込まれK20編成となりました。

2115000-k20-170805
2017/8/5 亀山 一時はサハ211-5018が大垣区の4連化に転属し、3連唯一のクハ210-5300番台(K125編成)となり、1999年12月の改正でサハが戻され再びK20編成に戻った編成

クモハ211ー5011(ex.K108), 5012(ex.K109), 5013(ex.K110), 5014(ex.K111), 5015(ex.K112), 5017(ex.K114), 5024(ex.K120)
を先頭とする3連が加わり、3連20本体制となりました。5017を先頭とする編成は2005年に愛知万博関連輸送で神領区に貸し出されました。

2115000-c11-050705

2005/7/5 枇杷島 大垣区時代のC11編成

2115000-c14-050705

2005/7/5 枇杷島 C14編成

2115000-c24-050705

2005/7/5 清洲 C24編成

2115000ll

2006年、313系が増備され、大垣区の211系の運用は消滅、静岡への転属となりました。C11ーC30 の20編成がLL1ーLL20となりました。

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2019年9月13日 (金)

JR東海の211系 その2 2次車投入後、現在に至る編成内の車両番号の変化

JR東海の211系、民営化された後の製造開始は1988年7月に4連4本、3連6本が神領区に配置されました。
1_20190912193201
1次車はすべて神領区に配置されました。各車両の番号も編成毎に統一されていました。

続いて国鉄から継承した103系や113系の置き換え、列車増発のために1989年11月から1989年3月にかけて4連16本、3連11本が神領区にまた3連11本が大垣区に配置されました。サハを含む4連が他の3両とどう組み合わさるか、また3連が神領と大垣でどう分配されるのか等はありますが、サハ以外のメンバーの番号はこの時点までは統一されていました。

21
Kで始まる編成番号が神領区、Cで始まる編成番号が大垣区でした。

この後、昨日の記事にあるように1989年7月の3次車製造で1・2次車4連からのサハの抜き取り、新製車の4連化

36
神領区の1・2次車4連11本のクハ210形5000番台を5300番台と差し替え、捻出されたクハ210形5000番台と新製車11本を静岡区に投入、SS1-11編成としました。黄色のセルが3次車です。

311

1990年3月に4次車が増備されると3連3本に1次車4連のサハを抜き取って挿入

43

さらに2連用クモハ211形6000番台が9編成分増備され、GG編成として静岡区に投入されました。

42
緑色のセルが4次車

以上で、現在、静岡区に配置されているSS編成とGG編成はの構成は辿ることが出来ました。
明日の記事では大垣に配置されたC11-21編成が静岡にLL1-20編成として転属してくる経緯に触れます。

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2019年9月12日 (木)

JR東海の211系 その1 静岡地区211系投入の経緯

113系115系のフルモデルチェンジ車として、軽量ステンレス製車体、ボルスタレス台車、界磁添加励磁制御方式、電気指令式ブレーキなどを装備して国鉄時代の1985年に登場し、分割民営化の後もJR東日本、JR東海、JR西日本によって設計・製造されたのが211系電車でした。今回からは現在も名古屋地区、静岡地区などで活躍する211系のうち、国鉄時代に投入された4連2本については2017年8月13日の記事、中央本線や関西本線で活躍中の5000番台については2017年8月14日の記事にて触れているので、静岡地区で活躍中の編成について触れます。

211系JR東海車の静岡地区投入は1989年7月に3連17本が製造されたのが最初でした。これはJR東海版211系としては3次車にあたり、クハ210形にはトイレが設置され、新たに5300番台となり、クモハ211形は身延線などの狭小建築限界トンネル通過に対応して屋根の一部を切り下げ、C-PS24A形パンタグラフを装備した5600番台が登場しました。

3次車の変更点は側面方向幕が幕式のまま天地方向が拡大し、将来の120km/h運転を考慮して、増圧ブレーキ準備工事がされた点です。クハ210形5300番台はトイレ部分の明かり窓を廃止し、便所対面座席は211系2000番台同様に背もたれがロングシートと同様の高さのクロスシートとなったことでした。
新製された3連がそのまま静岡に配置されたのではなく、3連6本がまず神領区に投入となり、1・2次車の4連からサハを抜き取り、3連に組み込み4連化しました。残り11本に関しては神領区の2次車4連11本のクハ210形5000番台と新製車クハ210形5300番台を差し替え、抜かれたクハ210形5000番台をクモハ211形5600番台を含むユニットと3連化し、静岡に配置しました。

4次車として1990年3月にクモハ211形5600番台、クハ210形5300番台を含む3連3本が神領区に投入され、トイレ無しで残っていた1次車4連3本からサハを抜き取り、新製車に組み込み4連化しました。この増備で神領区の4連は全てトイレ付クハ210形5300台組み込み編成となりました。
一方、静岡区には1M仕様のクモハ211形6000番台が登場し、C-CS59A主観制御器、C-MT64形電動機を搭載し、213系5000番台と同仕様の2連での運転が可能となりました。トイレは省略され、クハ210形5000番台と連番で3本新製されました。1991年3月には6000番台2連が6本増備され、すでに6000番台は御殿場線運用には適していないことが判明していたので、今回からすべて東海道線中心に運用変更されました。

静岡車両区 配置総数 111両

3両編成 SS1-SS11   クモハ211形は狭小トンネル対応5600番台
3両編成 LL1-LL20 2006年10月1日、大垣区より転属
2両編成 GG1-GG9  クモハ211形6000番台

それぞれのグループのトップナンバー編成を

2115000-ss1-090404-3
2009/4/4 舞阪 SS1編成

2115000-ll1-090325
2009/3/25 熱海 LL1編成

2116000-gg1-070304
2007/3/4 富士 GG1編成

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2019年9月11日 (水)

9月9日、首都圏を襲った台風15号(ファクサイ)とそれによる交通機関のマヒ

日本時間2019年8月30日未明にマーシャル諸島近海の日付変更線のやや東側で発生した熱帯低気圧90Wは太平洋を西進した後、5日15時に南鳥島近海の北緯19度35分、東経155度25分で台風(10分間平均の最大風速が17m/s(34ノット、風力8)以上)となり、アジア名 Faxai:ファクサイ(ラオス語で女性の名前)と命名されました。




2019年 台風15号(ファクサイ)の進路 こちらのサイトの画像を使用させて頂きました。

日本のマスコミは従来通り台風15号という言い方をしていますが、2000年から北太平洋または南シナ海で発生する台風には台風委員会に加盟する国が提案した140個の名前が順番に付けられるようになりました。因みに、日本が提案した名前はテンビン・ヤギ・ウサギ・カジキ・カンムリ・クジラ・コグマ・コンパス・トカゲ・ハトの10種類で全て星座の名前に由来しています。140種類の名前と順序に関してはこちらのサイトに詳しく書かれています。

台風ファクサイ、15号は小笠原近海を北西に進みながら発達し、8日21時には神津島付近で中心気圧955hPa・最大風速45m/sの非常に強い勢力となり、この勢力のまま三浦半島に接近、9日3時前に三浦半島を通過、中心は東京湾を抜け、北東に進み、9日5時前に千葉県千葉市付近に上陸しました。
台風が非常に強い勢力を保った状態で関東に接近するのは非常に珍しく、千葉市付近に再上陸した際の中心気圧は960hPa、最大風速40m/sで、関東上陸時の勢力としては過去最大クラスでした。その後、茨城県水戸市付近で海上に出て、福島県や宮城県を暴風・強風域に巻き込みながら東進しました。

台風の進路から首都圏のJR線は8日の時点で、8日の終電繰り上げと9日朝は8時まで全路線(山手線、京浜東北・根岸線、東海道線、横須賀線、総武快速線、中央快速線、中央・総武線、中央本線、埼京線、川越線、宇都宮線、高崎線、常磐線、成田線、武蔵野線、南武線、横浜線、相模線、青梅線、五日市線、八高線、鶴見線、伊東線)の計画運休を発表してました。西武鉄道は9日朝の時点で、多摩川線の全線運転見合わせと池袋線などの部分的運休を発表しました。

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2019/9/9 一橋学園 西武多摩湖線国分寺方面行きはガラガラ

私は2か月に1度、つくばの病院での診察の予定(10:30)があり、朝7時に家を出発、いつものように一橋学園~萩山~高田馬場へ向かいました。一橋学園の駅、通常なら国分寺方面に向かう列車は混雑しますが、中央線が運休のため、多くの人が萩山方面に向かいました・

山手線は8時から運転開始の予定でしたが、大崎~品川間で線路に倒木があり、運転開始は9時以降とのことで、東京地下鉄東西線で高田馬場から大手町に向かうこととしました(この時点では東陽町まで運転)。いつもはJR山手線に乗る人たちが東西線に集中したため、8時の時点で階段規制される程、大混雑状態でした。なかでも高田馬場駅でのアナウンスで「現在、東京から千葉に向かう交通機関は全て停まっています」というアナウンスが記憶に残りました。

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2019/9/9 東京駅八重洲南口 高速バス乗り場2番の表示

なんとか9時頃、大手町まで到着。東京駅八重洲南口から出る「つくばセンター経由筑波大学」行きの高速バスの乗り場に行くと9時、10時、11時台は運休の表示。一方、常磐線はこの時点で取手~いわき間が運休状態、TXも運転取りやめ状態でした。まさに東京駅からつくばへの足が全て無しの状態でした。2011年3月11日の東日本大震災当日の夕刻を思い出しました。常磐高速バスは12時台から運転を開始との情報ですが、病院の検査・診察の時間を考えると待ってはいられません。病院には台風の影響で交通機関が止まっており、予約時刻に間に合わない旨、電話連絡を入れました。

そうこうしているうちに10時から山手線が運転開始、TXも運転開始との情報が入り、まずは秋葉原へ、TXの地下ホームに降りると運転開始した直後で続々と到着した通勤客とすれ違いました。そんなこんなで12時前につくばの自宅に到着できました。病院の方も予約時間には遅れましたが、検査・診察は無事、受診できました。

幸いにして小平もつくばも停電にはなりませんでしたが、今回の台風では火曜日昼の時点でも千葉県内を中心に60万戸以上の停電(関東地方全体では最大93万戸が停電)が続いているとのこと。台風がもたらした熱帯の空気による猛暑で気温は35℃を超えており、自然災害の猛威と首都圏の交通機関の脆弱さを味わった一日でした。
来年2020年のこの時期、東京ではオリンピック(7/24-8/9)、パラリンピック(8/25-9/6)が開催されますが、ただでさえ、最近の夏の暑さは度を越えており、そこに地震や台風、集中豪雨などの災害が襲来したらどうなるのかと心配です。

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2019年9月10日 (火)

吉原駅南側の津波避難タワー

8月31日の記事で岳南鉄道の歴史に触れた際、現在、JR・岳南電車のある吉原駅付近(鈴川地区)は1639年(寛永16年)1680年(延宝8年)に大潮の被害を受けたとありました。

170310 170310_20190909192401

2017/3/10 吉原駅南口にある津波避難タワー

公園の中に建てられており、上の案内の様な津波からの非難の目的での建造物です。

今日、東海から南九州の太平洋沿岸にかけて最も警戒しなくてはならないのは南海トラフ地震と言われています。そういった地震に対する備えの一環として吉原駅南側に建てられたのが津波避難タワーであると思います。

想定津波高

気象庁のWEBサイト「南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ」では上の図のように東海地方では5mから20mの高さの津波が想定されています。
私自身、こういった構造物を見たのは初めてで、高所恐怖症ではありませんが、登って上から眺めると足がすくんだのを記憶しております。
それでも、8月31日の記事で紹介しましたように正面には霊峰富士が見え、170310_20190909193301
吉原の象徴とも言える製紙工場の煙突、

170310_20190909193401

富士山の東手には越前岳、位牌岳、愛鷹山

170310-2 西には田子の浦港を見ることが出来ます。

こういった施設に住民の方々が非難する事態の襲来が無いことを祈りますが、万が一襲来した場合、ひとりでも多くの方々の命が救われることも大事だと思います。

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2019年9月 9日 (月)

東京都電7024号車 @元吉原小学校「SL博物館」

昨日の記事に引き続き、富士市元吉原小学校の「SL博物館」に保存・展示されている車両、今回は東京都電の7024号です。
荒川線存続後も活躍したので有名な都電7000形は最初は1954年に前扉・中扉というスタイルで登場しました。7000形が登場した頃の1次から3次車計93両に関しては、以前の7000形の記事で触れました。

Dsc09395
2017/3/10 SL博物館

7024号は1次グループ、7021-7030に属し、1000形、1100形の足回り(D10形、D16形)台車を履き、目黒車庫、神明町車庫、荒川車庫などに配置され、1967年12月から1968年1月に全車廃車になりました。

Dsc09392 Dsc09393
屋内にあっても長期間の保存で外板などの劣化は進んでいるようです。
Dsc09399
車内も見学可能でした。

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2019年9月 8日 (日)

C57 30号機 @元吉原小学校「SL博物館」

昨日の記事に引き続き、富士市の元吉原小学校に保存されているC5730号機の話題です。

Dsc09370
Dsc09382
Dsc09375
2017/3/10 元吉原小学校 SL博物館
屋内に保存されていることと、日頃から良く手入れされているようで、機関車はピカピカです。

まずこの機関車の履歴を見てみましょう。沖田祐作氏の「機関車表」データによりますと、

1938-2-15 川崎重工兵庫 製番1887
名古屋局配属
1938-2-16配置 名古屋局
1945-4-1現在 尾久
1949-8-11 金沢
1955-8-1現在 富山
1962-10-1現在 富山
移動時期不明 金沢
1963-4-12 名古屋
1967-3-31現在 名古屋
1968-3-31現在 名古屋
1969-12-4廃車 名古屋

新製配置は名古屋局で関東地方では尾久、さらに北陸・金沢、富山を経験し、1963年から名古屋に戻り、1969年12月に名古屋で廃車になっています。

Dsc09412
さらに特徴的なのはこの写真のように各部品には名称を示すラベルが付加されています。

Dsc09409 潅水清浄装置も装備されています。

Dsc09387
キャブ内も見学可能で、各ハンドルにはラベルが付いており、メータ類のガラスもきちんと保存されています。

まさに、富士市の宝物が元吉原小学校に保存されているといった感じでした。

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2019年9月 7日 (土)

元吉原小学校の「SL博物館」について

2017年3月の静岡方面の旅、岳南電車を訪問した後、訪れたのは吉原駅前から国道1号を東田子の浦駅方向へ20分程、歩いた場所にある元吉原小学校でした。

Dsc093652017/3/10 国道1号にはバスも走っており、バス停は「元吉原小入口」で、歩く際の目安にもなりました。

こちらには校庭の片隅に「SL博物館」と名付けられた巨大な建物があり、その中にC5730号機東京都電7024号車が保存されています。事前に訪問のアポ取って、訪問しました。

Dsc09367
校門と校舎、まず左手の校舎入り口から、職員室を訪問、担当教諭に案内され右手のSL博物館へ

Dsc09436 Dsc09437_20190906191301
巨大な格納庫のような「SL博物館」、そしてその壁面には門鉄デフ姿のC57のレリーフが飾ってあります。

Dsc09371
この図表によると現在SL博物館は2度の改修を経た姿であり、C5730号機が1969年に引退し、1970年4月11日、国鉄より富士市に提供された際に保存されたのが現在地でした(第1次)。1977年2月19日、機関車、電車の整備が行われ、第2次の建物が完成、さらに2006年10月19日、再度車両の整備が行われ、改築されたのが現在の建物だそうです。1970年に建物を建てたのも、35年後に現在の建物を建てたのもPTA会長だった高木一三氏の尽力によるものだそうです。

Dsc09418_20190906194701 2006年の再建築の際のレリーフ製作の様子が写真で展示されています。

Dsc09431 Dsc09433

蒸気機関車に関する紹介と実物のSL,さらに部品や各種写真の展示などSL博物館の名に恥じない立派なものであると感じました。

明日の記事ではC5730号機について触れます。

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2019年9月 6日 (金)

岳南電車に譲渡された富士急行 1200形 1206編成

昨日の記事で予告しましたように岳南電車では7000形7002の運用離脱を補完するため、2018年に富士急の1200形(元、京王5000系)1206F(デハ1206-クハ1306)を譲受し、同年11月17日から営業運転に投入致しました。新たに9000形とし、車体番号はモハ9001-クハ9101としました。

1000-1206f-130518-5
2013/5/18 大月

私も2017年以降、岳南電車の撮影はしていないので、9000形は未撮影ですが、2013年2016年11月に「富士急電車まつり」に参加した際、1206Fを撮影していました。

1000-1206f-161112
2016/11/12 下吉田

富士急行1000・1200形は老朽化した3100形、5700形の置き換えのために京王5000系を譲受し、電動車の2両ユニット化、寒冷地用装備、室内の更新を京王重機整備で行い、1993年から営業運転に投入した形式で、種車は基本的に先頭電動車の5100系カルダン駆動車から選定されました。最後の1208Fのみ、5000系制御車を電装化しました。1000形がロングシート、1200形は転換式セミクロスシートと内装で形式が区別されています。いずれも2両編成で1000形が2本、1200形が7本の18両が在籍していました。
その後、205系改造の6000系の置き換えなどで1208F、1203F、1002F、1207Fが廃車となり、1206Fも岳南鉄道へ譲渡となりました。

モハ1206+クハ1306 < デハ5124 クハ5874 1995年7月20日入線

今後、岳南鉄道を訪れる機会があれば、同鉄道9000形を撮影したく思います。

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2019年9月 5日 (木)

岳南電車の車両達 電車編 2 8000形

岳南電車の旅客車両、今回は8000形です。

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2017/3/10 岳南富士岡

1996年から7000形が導入された際に、それまで活躍していた5000系は一部、予備車として残存していました。その5000系を完全に置き換えるために2002年に導入されたのが8000形です。7000形とは違い2両編成からなっており、1編成が在籍しています。

モハ8001+クハ8101 < 2002/11竣功 デハ3110、デハ3060

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2017/3/10 岳南江尾

改造は7000形同様に京王重機整備が担当しました。運転台関係の機器は京王6000系(抵抗制御の1次車、6001F~6006F)の廃車発生品を利用しており、岳南鉄道、岳南電車では唯一のワンハンドル・マスコン車となっていました。運転席後方の窓は連結面の小型窓が流用されており、種車の製造時期の違いから空調機器が車両間で統一されていません。岳南電車では初めて車椅子スペースが設置され、バリアフリー対応となっています。側面の行き先表示器は撤去されています。2002年11月16日から営業運転に入りました。

7000形と識別のため緑色塗装となり、公募により、「がくちゃんかぐや富士」の愛称が与えられています。

尚、昨日の記事にあるように7000形70022018年7月11日をもって運用離脱した関係で岳南電車では富士急行1200形1206編成9000形として2018年11月に導入し、11月17日から営業運転を開始しました。明日の記事では富士急行の1200形について触れます。

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2019年9月 4日 (水)

岳南電車の車両達 電車編 1 7000形

今回からは岳南電車の旅客車両、まずは7000形です。


7001-170310-3
2017/3/10 岳南江尾 井の頭線時代を彷彿させるブルーグリーンになった7001


岳南鉄道では1981年に東急から5000系8両を譲受し、モハ5000形+クハ5100形の2両編成4本として使用して来ましたが、老朽化が進み、1996年から1997年にかけて京王3000系デハ3100形を譲り受け、両運転台化したのが7000形です。京王3000系のうち、デハ3100形は1971年から開始された3000系5連化プロジェクトで製造された1M方式の中間電動車で、広幅オールステンレス鋼製18.5m車体で扉は両開き3扉車です。3両が改造されました。改造は京王重機整備で施工されました。


車番の対応は
モハ7001 < デハ3103 1996/12/5 竣功
モハ7002 < デハ3101 1997/9/22 竣功
モハ7003 < デハ3102  同上


7002-170310
2017/3/10 吉原 2018年7月に運用を離脱してしまった7002 


譲渡に際して両端の窓を撤去し、原形とほぼ同様の橙色FRP製のカバーを取り付けた鉄製の運転席を新設、運転台設備や尾灯は京王初代5000系のものを流用し、補助電源装置としてSIVを設置しました。7002,7003の2両はジャンパ線により、総括制御運転が可能となっています。3両とも側面の行き先表示器は撤去されています。


7003-170310
2017/3/10 岳南富士岡 7003はこの日は車庫に

因みにデハ3101、デハ3102は井の頭線時代狭幅・片開き扉の第1・2編成に挿入された広幅・両開き扉の中間車として異彩を放っていた車両でした。

2016年3月20日、7001の塗装がブルーグリーンに変更となり、正面下部の行き先表示器はステッカーで再現されました。そして2018年7月14日をもって7002が運用を離脱しました。





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2019年9月 3日 (火)

岳南電車の車両達 電気機関車編 3 ED40形 ED402 ED403

岳南富士岡駅に留置されている電気機関車、最後はED40形ED402とED403 です。
これら2両の機関車は1965年に松本電気鉄道(現、アルピコ交通)が日本車輛製造に発注した機関車で、私もその存在は中学生のころ入手した朝日新聞社刊「世界の鉄道'69」で知っており、Hゴムを使用したスタイルから国鉄電気機関車の縮小版のようなイメージを持っていました。


Ed40-23-170310
2017/3/10 岳南富士岡

1950年代以降、増大を続ける首都圏の電力需要に対して安定的供給を行うため、梓川水系上流に奈川渡ダム、水殿ダム、稲核ダムを建設し、それぞれの安曇、水殿、新竜島発電所で3つの貯水池の水をやり取りする揚水式発電を行い、ピーク時に電力を安定的に確保する計画が立てられました。これらのダムはアーチ式コンクリートダムであり、その建設にために膨大な資材輸送が必要となりました。松本電鉄上高地線は梓川に沿って敷設されており、この線を利用するのがベストでしたが、1964年当時、同線には1926年製の30t級のED30形ED301が1両のみで、十分な輸送力の確保には程遠い状態でした。そこで松本電鉄は貨物輸送力増強のため、軌道を強化し、自重40t級軸配置Dタイプの機関車の新造を決定しました。


主要諸元


軸配置 Bo - Bo
軌間 1,067 mm (狭軌)
電気方式 直流750 / 1,500 V(架空電車線方式)
全長 11,750 mm
全幅 2,750 mm
全高 4,200 mm
運転整備重量 40.0 t
台車 NL-12
動力伝達方式 1段歯車減速吊り掛け式
主電動機 直流直巻電動機 NE-128 × 4基
主電動機出力 128 kW (電圧750 V・1時間定格)
歯車比 4.56 (73:16)
制御方式 抵抗制御、直並列2段組合せ制御
重連総括制御
制御装置 電空単位スイッチ式間接非自動制御
制動装置 EL14AS自動空気ブレーキ
定格速度 31.0 km/h
定格出力 512 kW
定格引張力 5,900 kgf

形式名は40tということからED40形とし、ED301の続番ということでED401は欠番とし、ED402が1965年10月に、ED403が1966年5月に竣工し、就役しました。


Ed40-2-170310-2

大手電機メーカである日本車輛製造が太平洋戦争後製造した唯一の地方私鉄向け電気機関車となりました。松本電気鉄道とは1964年まで旅客車両の製造で取引があり、本形式の製造にあたり、松本電気鉄道からの依頼に応じて電機品から台車まで一括で設計製造が行われました。

車体はED60形などの国鉄直流新型電機の影響を強く受けており、全溶接構造鋼製箱型車体ですが、側面に乗務員室扉はなく、車体両端のデッキと妻面の扉から出入りする旧型電機の方式を踏襲しています。上高地線はDC750Vですが、一般的なDC1500Vに対応可能な様に複電圧仕様となっています。
ダム建設の資材輸送は1967年にピークを迎え、年間25万トンの貨物輸送実績を残しました。1968年以降は激減し、ダム建設が完了した1969年には本来の用途を失い、一方で架線電圧昇圧工事を終了した岳南鉄道は強力な機関車を求めており、1971年に譲渡契約が成立、19721月26日付で竣功、原形式、原番号での導入となりました。


Ed40-3-170310-3

複電圧回路を備えていたことが幸いし、岳南鉄道入線に際して改造はほとんど行われませんでした。岳南では単機での貨物牽引のため重連運転用の各種機器は不要となり、総括制御用連結器は残されましたが、つり合い管、および元空気ダメ管とコックは撤去されました。前面窓のデフロスター、スノープラウも撤去されました。塗装はオリジナルはぶどう色1号一色塗装でしたが、403号機は日本大昭和製紙のコーポレートカラーのクリームと赤に改められ活躍しました。
貨物営業が2012年3月16日をもって終了したため、用途を失い休車となり、ED403はそれ以前からMGが故障していたため廃車となり、ED402のみが籍を残す状態となっています。




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2019年9月 2日 (月)

岳南電車の車両達 電気機関車編 2 ED29形(ED291)

昨日に引き続き、岳南富士岡駅に留置されている電気機関車、今回はED29形ED291です。

Ed29-1-170310 

この機関車は現在、飯田線の一部となっている豊川鉄道(吉田(現、豊橋)から長篠(現、大海)と豊川から西豊川までの支線)が1927年に日本車輌製造(機械)・東洋電機製造(電気)に発注し、デキ52として竣功したものです。同系機に豊橋鉄道のデキ451(元・田口鉄道デキ53形デキ53)、近畿日本鉄道デ21(元・伊勢電気鉄道521形521)などがあります。

主要諸元
軸配置 Bo - Bo
軌間 1,067 mm (狭軌)
電気方式 直流1,500V(架空電車線方式)
全長 11,240 mm
全幅 2,540 mm
全高 4,153 mm
運転整備重量 40.70 t
台車 板台枠式2軸ボギー台車
動力伝達方式 1段歯車減速吊り掛け式
主電動機 直流直巻電動機 MT15B × 4基
主電動機出力 100 kW (電圧650V・1時間定格)
歯車比 3.89 (18:70)
制御方式 抵抗制御、直並列2段組合せ制御
制御装置 電空単位スイッチ式手動加速制御
制動装置 AEjR[1]自動空気ブレーキ・手ブレーキ
定格速度 31.2km/h
定格出力 400 kW
定格引張力 4,600 kgf

Ed29-1-170310-2 

1943年豊川鉄道が戦時買収されると国鉄に継承され、標準化改造が行われ、主電動機はTDK-522-AからMT15BにパンタグラフもPS13に交換されました。妻面に砂箱が設置されていましたが、一旦撤去され、台車に新設されました。買収後も私鉄時代の番号のまま使用されていましたが、1952年の形式称号改正でED29形ED291となりました。1959年3月に廃車され、岳南鉄道に譲渡されました。

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3枚とも2017/3/10 岳南富士岡

岳南鉄道では当時架線電圧が600Vだったので降圧工事を実施し、貨物列車の牽引、比奈駅での入れ換え用に使用されました。電動カム軸式だった制御装置は1965年に電磁空気単位スイッチ式に改造され、1969年の架線電圧昇圧で再び、昇圧工事・配線引き直しが実施されました。

前照灯位置の変更、車体、連結器周りの塗装変更を経て使用されるも、貨物輸送の衰退で休車となり、非常用予備機として車籍は維持されるも、手入れが行き届かなかったため、両エンドのホイッスルが撤去、車輪・台車周りのクラックも見つかり予備機としての使用も厳しい状況となって行きました。2013年に岳南電車に移管され、2015年3月31日付けで廃車されました。

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2019年9月 1日 (日)

岳南電車の車両達 電気機関車編 1 ED50形(ED501)

昨日の記事に続いて岳南電車の車両編、貨物輸送全盛時代に活躍した機関車たちが岳南富士岡駅構内の留置線に停まっています。2011年度の貨物事業の廃止でこれらの機関車はもはやこの線路を走ることは無いのかも知れません。

501-170310

最初はED50形、ED501です。この機関車は1928年、長野県の上田温泉電軌(後の上田交通、現、上田電鉄)が北東線(後の真田傍陽線)の貨物運輸営業開始に際して、川崎造船所に発注し、新製されたもので、当初はデロ300形と名乗りました。

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主要諸元
軸配置 Bo - Bo
軌間 1,067 mm (狭軌)
電気方式 直流1,500V(架空電車線方式)
全長 10,088 mm
全幅 2,702 mm
全高 3,990 mm
機関車重量 40.0t
台車 棒台枠釣り合い梁式
動力伝達方式 1段歯車減速吊り掛け式
主電動機 直流直巻電動機 K7-1503-C × 4基
主電動機出力 111.9 kW (電圧675V・1時間定格)
歯車比 4.29 (73:17)
制御方式 抵抗制御、直並列2段組合せ制御
制御装置 電空単位スイッチ式間接非自動制御
制動装置 EL-14A自動空気ブレーキ・手用制動
定格速度 24.0 km/h
定格出力 447.6 kW
定格引張力 6,640 kgf

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車体前後に前方に張りだした機械室を有するのが形態的特徴です。一般的な中央キャブ方式の凸型に較べるとボンネットは小さく、主要機器の大半は車体側に搭載されています。この形態は川崎造船所における40t電機の標準的形態で、同様の設計を持つ機関車として小田原急行電鉄(現、小田急電鉄)の1形電気機関車、武蔵野鉄道(現、西武鉄道)のデキカ20形電気機関車の2形式が存在します。

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写真4枚とも2017/3/10 岳南富士岡

北東線は1927年11月20日に上田~伊勢山間で営業を開始しましたが、当初は旅客営業のみでした。1928年1月10日に伊勢山~本原間が開業した際に貨物営業も開始され、デロ300形は2ヶ月遅れの1928年2月28日に竣功し、貨物列車に充当されました。勾配線区である北東線運用のため、発電ブレーキも装備されていました。しかし、デロ300形は北東線の貨物需要に対して自重、出力ともに過大であり、一時期小田急などへ貸し出され、1940年3月20日付けで廃車となりました。

廃車後は名古屋鉄道が購入、デキ500形501と改称し、名古屋本線名古屋以東、常滑線、三河線、蒲郡線などにおいて貨物列車牽引の役割を勤めました。名鉄では最強の機関車でしたが、同社では1基の制動弁を切替コックで単弁同等もしくは貫通制動相当に切り替える機関車が標準的で、単弁と貫通制動弁の2つの弁を持つデキ500形は乗務員には不評でした。北東線時代に装備されていた発電ブレーキも名鉄時代に撤去されました。

岳南鉄道が架線電圧を600Vから1500Vに昇圧した際、昇圧改造が不可能な従来車の代替を目的に1969年9月にデキ500形が借り入れられ、1970年3月16日付けで正式に譲渡となり、岳南鉄道入籍にあたり、形式はED50形ED501と改称されました。譲渡後は最も牽引力の強い機関車ということで入れ換え作業に充当され、通常は比奈駅に常駐、日本大昭和板紙吉永工場を発着する貨物列車の入れ換え作業に従事しました。

2013年岳南鉄道から岳南電車に引き継がれ、2015年3月31日付けで廃車となりました。

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