2019/8/31 久しぶりの成田空港 その13 MIATモンゴル航空
MIATとはモンゴル語のМонголын Иргэний Агаарын Тээвэр の頭文字で意味はモンゴルの民間航空輸送です。
社会主義国であったモンゴルにおいて旧ソ連から贈与されたY-13(ユンカースF.13)が民間・軍事供用の輸送機として1925年5月25日以来、活躍し、1946年には日本製フォッカースーパーユニバーサル(Nakajima Ki-6)7機とPo-2 1機で構成された民間航空運送隊が設立され、国内東部方面の運航が開始されました。
1956年初頭、アエロフロート・ロシア航空の援助により、An-2 5機が到着し、パイロット要員の訓練が開始、7月にはウランバートル~イルクーツク間で初飛行が行われました。1987年、アエロフロート・ロシア航空からリースしたTu-154Bを使用し、国際線の運航を開始、1992年には、かつて全日空から大韓航空に売却されたBoeing727-200を購入あるいは、寄贈され、国際線機材として投入しました。
1993年、100%株式は国が保有するものの、株式会社化され、経営の裁量権を獲得、1998年には騒音基準をクリアするためAirbusA310-300をリースで導入、2002年には老朽化したBoeing727-200の後継機としてBoeing737-800をリースで導入しました。2011年には中国東方航空のBoeing767-300ERをリースで導入、これによりアメリカ主要都市にも乗り入れるようになりました。2014年1月、全株式の49%が公開され、完全民営化が示されました。
Fleet List
Boeing 737-800 4機 C12Y150 EI-CSG EI-CXV JU-1015 JU-1088
Boeing 737MAX8 1機 C12Y150 EI-MNG 運航停止中
Boeing 767-300ER 2機 18C245Y EIーFGN 25C195Y JU-1021(唯一の自社保有機)
2009/1/9 旧塗装時代のEI-CSG
2019/8/31 EI-CXV
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コメント
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B767−281様お早うございます。成田着空港編楽しく拝見させていただいております。モンゴル航空の727−200は90年代初頭まで成田に来ていたと思います。あの独特な爆音が懐かしいです。続編楽しみにしています。
投稿: 細井忠邦 | 2019年9月30日 (月) 06時15分
細井忠邦さま、おはようございます。
かつてハッシュキットなどというもので騒音規制に対応していた時代でもB2やB3の離陸の際のエンジン音はすさまじかったですね。
いまでもあの切り裂くような音は憶えています。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2019年10月 1日 (火) 05時54分