吉原駅南側の津波避難タワー
8月31日の記事で岳南鉄道の歴史に触れた際、現在、JR・岳南電車のある吉原駅付近(鈴川地区)は1639年(寛永16年)と1680年(延宝8年)に大潮の被害を受けたとありました。
2017/3/10 吉原駅南口にある津波避難タワー
公園の中に建てられており、上の案内の様な津波からの非難の目的での建造物です。
今日、東海から南九州の太平洋沿岸にかけて最も警戒しなくてはならないのは南海トラフ地震と言われています。そういった地震に対する備えの一環として吉原駅南側に建てられたのが津波避難タワーであると思います。
気象庁のWEBサイト「南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ」では上の図のように東海地方では5mから20mの高さの津波が想定されています。
私自身、こういった構造物を見たのは初めてで、高所恐怖症ではありませんが、登って上から眺めると足がすくんだのを記憶しております。
それでも、8月31日の記事で紹介しましたように正面には霊峰富士が見え、
吉原の象徴とも言える製紙工場の煙突、
富士山の東手には越前岳、位牌岳、愛鷹山
西には田子の浦港を見ることが出来ます。
こういった施設に住民の方々が非難する事態の襲来が無いことを祈りますが、万が一襲来した場合、ひとりでも多くの方々の命が救われることも大事だと思います。
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