関西私鉄沿線巡りと鉄道イベント参加の旅 その2 きんてつ鉄道まつり 2019 in 五位堂・高安 高安会場
2019年10月19日土曜日は近鉄大阪線の車両を受け持つ、五位堂検修車庫および高安車庫で開催される「きんてつ鉄道まつり」に参加しました。日本最大の路線網を持つ近畿日本鉄道に関しては2017年、2018年と沿線各地を訪問し、ほぼ全ての系列を撮影しましたが、五位堂や高安車庫の公開は貴重な機会なので今回参加しました。
今回で26回目となる鉄道の日記念イベントで五位堂と高安の2会場で2日間にわたり開催されるのも恒例の様です。
宿泊地は大阪環状線天満駅周辺だったので、環状線で鶴橋、そこから近鉄大阪線でまずは高安に向かいました。
2018/12/1 高安駅 駅名標
高安駅、車庫は八尾市にあり、車庫は高安駅は挟んで南北に存在します。車庫の表札は駅南口すぐそばにありますが、イベント会場入口は駅から5分ほど南下し、交わる道路を右に入った場所にあります。五位堂に比べるとスペース的には余り広くなく展示物も限られていましたが、
車両はアーバンライナー21000系と12200系を塗色変更した15200系「あおぞらII」が展示されていました。
さらに公開でしかおそらく見ることができない省エネルギー車両の試作車3000系のカットモデル
そして18400系特急車「ミニスナックカー」のカットモデルが展示されていました(最初、12200系と書いてしまいましたが、18200系Wikipediaの記事によると”高安検車区内において、先頭部をカットモデルとしての一般公開が2014年のきんてつ鉄道まつりより行われている。なお、この18400系の先頭部は復刻塗装の状態のままとなっている。”とのことなので訂正いたします。
また今年は1969年の「奈良駅地下化」「難波線開通」「鳥羽線・志摩線直通運転開始」からちょうど50年の年で、1970年の大阪万国博覧会を前にして関西地区、あるいは伊勢志摩の観光誘致に向けて大きな動きがあったことがよくわかりました。関東では西武秩父線開業からちょうど50年でしたが。
近鉄の新しい名阪特急車両として「ひのとり」が来年3月にデビューする予定で、
シートのモックアップが展示されすわり心地を味わうことができました。
メカ的な展示としては近鉄電車の系列ごとに使用されている制輪子が提示されており、
RD-511C 30000系ビスタカー
UB-289B 50000系 しまかぜ 23000系伊勢志摩ライナー 22000系ACE
UB-288CSC 5820系
UB-287FC2SC 2800系
UB-285FC4SC 5800系
UB-285FC3 20000系 楽
UB-283NFC2MSC 6400系
NS-246 1421系
FC(鋳鉄) モト90系
エメリーシューKT 車輪踏面修正子 滑走傷、偏摩耗などの修正を目的とした制輪子で車庫内で運転する際に車両に取り付けブレーキ操作で修正するためのもの
屋外では工事用の重機などの運転実演がありました。
30分程度見学して、五位堂に向かいました。
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ブレーキシューの展示とは、、、なかなかマニアックですね。
一口に車両基地公開、車両工場公開と申しましても、会社ごとの特徴があるようですね。
投稿: ニャン吉 | 2019年11月 3日 (日) 10時22分
ニャン吉さま、おはようございます。
私もブレーキシューが形式ごとにこんなに使い分けられているのはこの公開で初めて知りました。
近鉄の公開はなかなかマニアックで楽しかったですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2019年11月 4日 (月) 15時13分