阪急 6000系
阪急6000系は2200系の車体に5100系の機器類を組み合わせた神宝線用車両で1976年から1980年にかけ126両、1985年に4両の130両が製造されました。6000Fは阪急初のアルミニウム車体が採用され(厳密には最初に付随車6560、6570 2両が落成、6001Fに組み込まれた後、6000Fが落成し、付随車6560、6570は6000Fに組み込まれました)、構体はアルミニウム・亜鉛・マグネシウムの合金による大型押出形材で鋼鉄製に較べ3.5tの軽量化が実現しました。6000系ではアルミニウム車体の量産製造は行われず、7300系の7302F以降からアルミ車体となりました。電気指令式ブレーキの関係で5100系との連結は出来ません。
1981年頃 梅田 神戸線の6000系 まだ屋根がアイボリーにはなっていません 京都線の車両は1年前にデビューした6300系
主要諸元
最高運転速度 110 km/h(宝塚線は100 km/h)
起動加速度 2.8 km/h/s
減速度(常用) 3.7 km/h/s
減速度(非常) 4.2 km/h/s
全長 19,000 mm
全幅 2,750 mm
全高 4,095 mm
車体 普通鋼 アルミニウム合金 (6000F)
台車 M車:FS-369A・T車:FS-069A
主電動機 直流直巻電動機 (SE607)
主電動機出力 140 kW
駆動方式 WNドライブ
歯車比 1:5.31
制御方式 抵抗制御
制御装置 MM31A
制動装置 発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (HRD)
保安装置 AF軌道回路方式ATS パターン式ATS(神戸線所属車)デッドマン装置
2019/10/18 大阪梅田 宝塚線で頑張る6000F M車6600が2011年4月に廃車になり、6614に置き換えられているため現在はオールアルミ編成ではありません。
2019/10/18 十三 宝塚線
2019/10/18 今津 今津(南)線で活躍する3連バージョン ワンマン車
2019/10/18 夙川 甲陽線 3連 ワンマン車
2019/10/18 箕面 箕面線の6000系は4連バージョン
宝塚線用編成は4M4T8両固定編成に、神戸線は山陽電鉄乗り入れの連結解結運用に対応するため2連+6連の6M2T編成が基本となりました。1985年には神戸線10連化用に付随車4両が追加製造されました。
2200系の記事でも紹介しましたが、阪神淡路大震災で2200系が被災したため、同系列10両は6000系に編入されました。さらに両先頭車6050、6150は7000系に再編入されました。
1998年から2002年にかけて車体上部から屋根をアイボリーとする塗装変更が行われました。
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