阪急 6300系 その2 京都線特急 引退後
阪急6300系、1975年にデビューして京都線の特急運用を担って来ましたが、2008年に廃車と嵐山線転用が開始されました。
まず6356Fが2007年3月から休車となり、2008年7月15日付けで6456を除く7両が廃車・解体されました。6456も2010年4月23日付けで廃車となりました。
2019/10/18 桂 この日は3編成のうち6351Fは休みで駅横の電留線にいました。
6351F~6353Fの3本は嵐山線向けに4両編成となり、内装がリニューアルされました。座席は2扉セミクロスシートとなり、6300系が登場する前に京都線特急車両で嵐山線に転用されていた2300系を置き換え、2009年4月2日より、運用を開始しました。
乗降扉の窓ガラスは下方に拡大、座席は転換クロスシートを1・2列配置とし、自動転換装置は撤去され、中央の6脚以外は仕切り付きロングシートととなり、吊革の増設、荷棚の形状も変更されました。
6352F 桂 及び 松尾大社
2010年11月には京都観光客向けの観光特急を6300系で運行するというニュースがあり、2011年3月19日から梅田~嵐山間の快速特急「京とれいん」の営業運転が開始されました。これにむけて改造工事が施工されたのが6354Fで6354・6854(1・2号車)と6914・6454(5・6号車)は京唐紙をモチーフとした転換クロスシート車になり、座席は1・2号車が「蘭の華散らし」、5・6号車が「麻の葉」をイメージしたデザインとなりました。中間の3・4号車は京の町屋をイメージした車内となりました。
2019/10/18 桂
嵐山線転用で余剰となた3編成の中間車12両は2008年11月に廃車となり、さらに2009年9月11日付で6355Fが、2009年11月30日付で6357Fと6330Fが、2011年3月7日付で京とれいん改造で余剰となった6354Fの6854と6864が、2011年10月13日付で6350Fの6850と6860がそれぞれ廃車されました。6330Fは製造後、25年で廃車となりました。
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