阪急 1000系 二代目
2013年から神宝線向けに投入されている阪急の最新系列が1000系です。初代1000系は1954年に京阪神急行電鉄が投入した高性能車両で営団地下鉄300形に続くカルダン駆動(WN駆動)の4両編成で1000-1001+1002-1003の偶数車(MG+パンタ)奇数車(CP)の2両固定編成を2組繋げた4両でした。定格出力75Kwの主電動機を4基搭載し、ナニワ工機で製造されました。1984年3月に廃車になるまで30年間活躍しました。
二代目1000系は9000系、9300系の開発コンセプト「すべてのお客様に快適な移動空間」を継承し、環境性能のさらなる向上を目指すものとなりました。昭和30年代から40年代にかけて製造された抵抗制御車の置き換えも担っており、大量増備が見込まれるため、製造コスト・保守コストの抑制にも意を払った車両となりました。製造は日立製作所笠戸事業所が担当しています。
2019/10/18 十三 1000系II トップナンバーは神戸線に配置
2019/10/18 川西能勢口 宝塚線には1001Fから配置
主要諸元
最高運転速度 宝塚線:100 km/h 神戸線:115 km/h
設計最高速度 130 km/h
起動加速度 2.6 km/h/s
減速度(常用) 3.7 km/h/s
減速度(非常) 4.2 km/h/s
編成定員 1,028(座席388・立席640)
車両定員 【先頭車】121(座席44・立席77)【中間車】131(座席50・立席81)
自重 Tc車:29.8 t M車:36.7 t M'車:33.3 t T車:25.9 t
全長 19,000 mm
全幅 2,770 mm
全高 4,095 mm
車体 アルミニウム合金
台車 M車:FS-579M T車:FS-579T
主電動機 全閉自冷式永久磁石同期電動機(PMSM)(形式:SEA538A)
主電動機出力 190 kW × 4 (1時間定格)
駆動方式 WNドライブ
歯車比 5.33
編成出力 3,040 kW
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 SVF102-B0
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
直通予備空気ブレーキ
保安装置 AF軌道回路方式ATS パターン式ATS デッドマン装置
備考 宝塚線(平井車庫)所属車両は能勢電鉄乗入対応
2019/10/18 十三 HM付き
2019/10/18 西宮北口 ラッピング編成
2019/10/18 大阪梅田 ラッピング編成
2013年11月28日から神戸線、12月25日に宝塚線で営業運転が開始されました。
←梅田・日生中央 新開地・宝塚→
Tc M M' T T M M' Tc
1000 1500 1600 1050 1150 1550 1650 1100
の8連が神戸線に10編成(西宮車庫)、宝塚線に8編成(平井車庫)配置されています。
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