« 阪急 6000系 | トップページ | 阪急 6300系 その2 京都線特急 引退後 »

2019年11月17日 (日)

阪急 6300系 その1 京都線特急時代

阪急6300系といえば阪急の車両で最も有名な車両ではないかと思います。1975年に6300系が登場する以前の京都線では2800系が特急運用に就いていました。2800系は2300系をベースに2扉セミクロスシート、扉間に転換式クロスシート、両端に固定式座席を配置、固定式座席の背面に収納式補助席を設けました。1964年から1973年までに5両編成からスタートし、中間車が増備され、最終的に8両編成7本の56両が製造されました。しかし、予備車なしのフル稼働状態が続き、車両検査時にはロングシート車による代走編成が投入されたため、乗客から苦情が寄せられることもありました。そこで、2800系を1編成増備するか、あるいは全く新しい特急車両を設計するか検討された結果、1975年に登場したのが6300系でした。結果として1976年には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞し、阪急としては現在まで唯一の同賞受賞車両となっています。

6300-6350 1981年頃 梅田 京都線特急時代の6350F

車体は車長19m、車幅2.8mで堺筋線乗り入れはしないため、P-6に準じ、阪急高性能車として最大となりました。両開き扉は両端に寄せ、扉間に転換式クロスシートを配置しました。扉間には2連式一段下降式窓を配置し、寸法も従来車よりも上に30mm、下に20mm拡大しました。塗装はマルーンに屋根肩部分にアイボリーをいれ差別化を図りました。

主要諸元
編成 4両・6両(かつては8両)
最高運転速度 京都本線: 110 km/h 嵐山線: 70 km/h
起動加速度 2.4 km/h/s (45km/hまで)
減速度(常用) 3.7 km/h/s
減速度(非常) 4.2 km/h/s
編成定員 728(立席)+432(座席)=1,160人(8両)
編成重量 253.4 t 248.6 t (6330F)
全長 19,000 mm
全幅 2,850 mm (先頭車)2,809 mm (中間車)2,808 mm (6330F中間車)
全高 4,040 mm
4,095 mm (6800形、6330、6830)
車体 普通鋼
主電動機 直流直巻電動機(TDK8550-A)
直流複巻電動機 (TDK8580-A,6330F)
主電動機出力 140 kW × 4 (4M4T, 4M2T) 150 kW × 4 (6330F)
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
WN駆動方式 (6330F)
編成出力 2,240kW (4M4T、4M2T) 2,400kW (6330F・4M4T) 1,120kW (2M2T)
制御方式 抵抗制御・直並列組合せ制御 界磁チョッパ制御 (6330F)
制御装置 ES767 ES773EM (6330F)
制動装置 発電ブレーキ併用電気指令式ブレーキ (HRD-1D)
電力回生優先ブレーキ付き電気指令式ブレーキ (HRDA-1) (6330F)
保安装置 AF軌道回路方式ATS デッドマン装置

高槻市駅・茨木市駅付近の連続立体交差化工事が開始されると徐行運転により、所要時間が延び、運用本数は1本多くなるため、1984年に8両編成が1本追加新製されることとなり、7300系と同様の界磁チョッパ方式が採用され、形式も区分され6330系となりました。車体は6300系と同じものの、全面表示幕が20mm下がり、2200系、6000系と同じになりました。6300系が先頭車はTcなのに対して6330系はMcなり、
 Tc   M     M'   T     T    M      M'     Tc
6350 6800 6900 6850 6860 6810 6910 6450     に対して
 Mc     M'        T        T         T        T        M       M'c
6330   6930   6950   6960   6970  6980  6830    6430    となりました。 

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村 
鉄道コム

最後まで読んで戴きありがとうございます。
上のリンクをクリックされると面白い鉄道記事満載のブログ村。もしくは鉄道コムに飛ぶことができます。

« 阪急 6000系 | トップページ | 阪急 6300系 その2 京都線特急 引退後 »

旅行・地域」カテゴリの記事

民鉄:阪急電鉄」カテゴリの記事

コメント

B767−281様 お早うございます。ようやく11月らしく寒さを感じるようになりました。ただまだ霜が降りていないのはやはり温暖化なのかな、と思うます。さて関東在住者にとってはこの6300系、憧れの存在でした。京急の600や2000(あの後ろ向きに座って酔ったことがあります。笑い)はありましたが、転換クロスシートお、国鉄グリーン車のような2連窓など外見も性能も素晴らしいです。ちょくちょく京都を訪れる際は、嵐山線で乗ることができます。

細井忠邦さま、おはようございます。

私も阪急の他の形式は知らなくても6300系だけは知っていたという感じでした。マルーンの塗装に屋根の部分がアイボリーに塗られ、すごくかっこの良い電車という感じでした。

京都線特急の任務は9300系に譲りましたが、嵐山線で一部の車両、そして京とれいんでもまだその姿を見ることができるのは嬉しいことです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 阪急 6000系 | トップページ | 阪急 6300系 その2 京都線特急 引退後 »

カテゴリー

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト
無料ブログはココログ

日本ブログ村

  • 日本ブログ村