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2019年12月29日 (日)

阪神電気鉄道の旅 車両編 6 9000系

阪神電気鉄道の車両編、今回は1995年1月17日の阪神淡路大震災により被災した車両の代替として1996年に登場した9000系の話題です。
8000系の記事で大震災での被災、代替新造について触れましたが、急行形では2000系、3000系にも被災車がでており、その状況は

20003000

2000系では2編成、3000系は6連1編成が廃車されており、8000系は3両代替新造されましたが、2編成分編成が減っていました。

9000-9201-181005 9000-9202-181005
2018/10/5 鶴橋 近鉄線内を6連で走る9000系 9201F

これらを補うために当時、ステンレス車の製造ラインに余裕があった川崎重工業が6両編成5本(30両)を製造したのが9000系でした。阪神電気鉄道のステンレス車は1959年登場の5201形5201-5202(ジェットシルバー)以来、37年ぶりとなりました。急行形赤胴車に分類されるべき車両ですが、実際の運用は近鉄との相互直通運転対応であり、阪神なんば線・近鉄難波線・近鉄奈良線で運転され、近鉄線内では普通としても運用されています。ちなみに近鉄の演算記号はHQとなっています。

主要諸元
最高運転速度 阪神: 106 km/h
山陽: 110 km/h
近鉄: 105 km/h
設計最高速度 110 km/h(準備で120 km/h)
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
車両定員 先頭車 122人
中間車 132人
自重 9101形: 34.5 t
9001形: 32.5 t
9201形: 25.0 t
全長 先頭車: 18,980 mm
中間車: 18,880 mm
全幅 2,800 mm
全高 9001・9201形: 4,060 mm
9101形: 4,160 mm
車体 ステンレス (前頭部のみ普通鋼炭素鋼製)
台車 SS-144A、SS-044A ボルスタレス台車
主電動機 東洋電機製造製TDK-6146-A
主電動機出力 130 kW
駆動方式 TD平行カルダン駆動方式
歯車比 97:16 (6.06)
制御方式 GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御
制御装置 三菱電機 MAP-118-15V59
制動装置 MBSA 回生制動併用全電気指令式電磁直通空気制動
保安装置 阪神・山陽・阪急形ATS、近鉄形ATS(旧・新併設)

JR東日本209系などと同じ2シート工法による軽量ステンレス車体での新製は新規ですが、内外装の多くが8000系タイプIVや5500系を踏襲しており、従来車の車両使用を継承しています。

9000-9207-180324
2018/3/24 今里 9207F

9000-9210-181130
2018/11/30 鶴橋 9209F

編成は 9200形(Tc)ー9001形(M1)ー9101形(M2)の3両ユニットを背中合わせに2組連結し、奇数番車が大阪方、偶数番車が神戸方ととなっており、従来車と同じです。

9000系としては震災復旧で急遽新造された1次分30両で製造が終了となりましたが、主電動機、台車などは2001年3月に導入された9300系に引き継がれました。

2009年の阪神なんば線開業で近鉄難波線、近鉄奈良線との直通運転開始に合わせ、1000系2連併結で10両編成運転を行うための改造、そして運転台を近鉄シリーズ21に合わせた横軸ツーハンドル式への交換、リニューアル工事が施工されました。連結器も従来のバンドン式密着式連結器から廻り子式密着連結器への換装も行われました。

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コメント

B 767-281様お早うございます。あの震災朝のニュースで知った時には、「阪神地区だからそれ程大きな地震ではないだろ」と思っていたのですが、職場に着いた頃から大変な事態になっている事を知りました。阪神電車も多大な苦労があって復興したことがよく分かりました。

細井忠邦さま、おはようございます。

私もあの朝のことはよく憶えています。
翌日朝から始まる「長崎プロジェクト研究」のキックオフミーティングに参加するために前日の16日、月曜日「成人の日」に羽田から長崎県の大村に向かい、朝は大村のホテルで迎えました。「NHKおはよう日本」をつけたら関西地方が大変なことになっているの第一報が。
プロジェクトのミーティングは関西からの参加者が参加できず、全員が揃うことが出来ない船出となりました。翌日、長崎から羽田に向かう飛行機で神戸上空を通過したらまだ延焼を続けている長田地区などが目に入り、大変なことになったと感じました。

9000系の赤帯がなくなって久しいですね。
個人的には、9000系はこの1000系に準じた塗装よりも旧塗装のほうが好きでした。

ニャン吉さま、こちらにもありがとうございます。

インパクトという点では前の塗装の方があったように私も感じます。

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