京阪乗り歩きの旅 2 車両編 13000系
京阪電気鉄道の車両シリーズ、今回は13000系です。
2019/10/20 寝屋川車庫 0番台 4連
2019/10/20 私市 交野線運用
2018/10/6 黄檗 宇治線運用 JR奈良線車内から
昨日の記事の10000系同様、老朽化が進んだ2200系、2600系0番台の置き換えを目的に2012年から川崎重工業で製造された車両です。10000系同様、支線への投入が考慮され、さらに3000系IIをベースに開発されたため、前面は7000系、7200系、9000系と続いた顔から3000系IIに似た顔となりました。
車体をアルミ合金製とし、IGBT-VVVFインバータ制御の採用で2600系と比較して約35%の消費電力の削減(20両で年間約60万㎥の二酸化炭素排出削減)が実現したそうです。2014年3月までに4連6本が投入され、ワンマン運転が行われ、同年4月から20番台の7連が今日までに7本投入されています。その後、4連も1編成追加されています。本線用の7連投入は1995年の7200系以来、19年ぶりのことでした。
主要諸元
最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 2.8 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
減速度(非常) 4.3 km/h/s
編成定員 530人(4両)・941人(7両)・1078人(8両)
車両定員 先頭車128人・中間車137人
自重 26.0 - 36.5 t
編成重量 126.5 t
全長 先頭車 18,900 mm 中間車 18,700 mm
全幅 2,792 mm
全高 先頭車 4,195 mm 中間車 4,116 mm
車体 アルミニウム合金
台車 電動車:川崎重工業KW-77D 軸梁式ダイレクトマウント式空気ばね台車 付随車:住友金属工業FS577 モノリンク式ダイレクトマウント空気ばね台車
主電動機 かご形三相誘導電動機 TDK6151-C
主電動機出力 200 kW
歯車比 6.07
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
保安装置 K-ATS(出町柳 - 枚方市間・宇治線・交野線)
京阪型速度照査ATS
備考 軌条塗油装置(曲線検知、シーケンサ制御・13501号車のみ)・ホーム検知装置・運転状況記憶装置・自動放送装置・転落防止放送装置を搭載
4両編成は都市型ワンマン運転に対応 2019/10/20 寝屋川車庫 切り離され、イベントで綱引き電車に使用された20番台 7連
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B767−281様 こんにちは。外はこの冬初の雪です。まあ積もるほでではないようですが。朝から原稿に追われていましたが、ようやく2/3ほど終了し、ページを拝見させていただきました。今まで7000系から10000系まで頭の中でごちゃごちゃになってたのが、お陰様で整理できました。他系列への編入などこちらも無駄なく車両を活用することいいなと思います。10000系に7連があることも初めて知りました。13000系は宇治線で何回か乗車しています。シートの色合いがいいですね。
投稿: 細井忠邦 | 2020年1月18日 (土) 12時17分
細井忠邦さま、おはようございます。
仰る通りですね。私も今回、京阪の車両を系列別に勉強して、卵形と言われた時代から、5000系、そして6000系から10000系までのスタイル、そして3000系IIのスタイルを受け継いだ13000系と変遷を伴って進化してきたことがわかりました。その間に、編成両数を調整するため、系列間で車両を移動させている点はさすが「技術の京阪」と感じました。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2020年1月19日 (日) 07時45分