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2020年1月 9日 (木)

京阪乗り歩きの旅 2 車両編  6000系

京阪電気鉄道の車両シリーズ、今回は6000系です。

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2019/10/20 寝屋川車庫 ファミリーレールフェアにて 分割展示された第1編成

6000系は架線電圧昇圧を前にした1983年に昇圧時に引退する旧系列車両、置き換えの目的で投入された車両です。

まず6001F4連が1983年3月2日に竣工し、昇圧までに4連5本が600系、1300系、1700系などと共に支線で運用されました。

1983年12月4日の1500V昇圧時に4連5本は中間車(T車)3両が組み込まれ7連化されました。さらに7連として新造された編成6本が運用に就きました。1986年10月の京都地下線(三条~東福寺間)工事における試運転編成搬入による車両不足に対応して6012Fが4連で竣工しました。この編成からブレーキが回生ブレーキ併用の全電気指令式ブレーキHRD-1Rから回生ブレーキ優先全電気指令式ブレーキHRDA-1に変更となり、以後の京阪線の新造車はすべてHRDA-1になりました。

1987年5月24日の三条 - 東福寺間地下化工事完成と、樟葉駅以北の急行停車駅のプラットホームが8両編成対応に延伸されたのに伴い、同年6月1日のダイヤ改正から全線通して運転される急行の8両編成運用が可能となり、1両を増結した8両編成が3編成組成されました。

1989年に製造された6014編成の京都方3両はVVVFインバータ制御方式の長期試験車となり、その結果は同年に製造開始した7000系にも反映されました。1993年、6014FのVVVFインバータ制御試験車の3両は、車両番号変更のうえ7000系に編入されました。その代替に6000系として3両が7000系の車体をベースに界磁位相制御方式の機器を載せる形で製造され、2代目にあたる6014号車を含めた京都方3両は、前面形状と窓枠の形状が他の本系列と異なり、7000系と同一規格になっています。

このように4連5本からスタートし、途中で一部が7000系に組み込まれ、さらにその補充分が製造され、現在では8連14本計112両で、2600系の老朽廃車が進んだこともあり、京阪では最大両数の系列となりました。

主要諸元
最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 2.5 km/h/s
編成定員 1140人
車両定員 【未更新車】
座席50・立席90 (先頭車)座席56・立席94 (中間車)
【リニューアル車】
座席43・立席97 (先頭車)座席49・立席101 (中間車)自重 32.5 t (先頭車)
32.0 t (6100・6150形)24.0 t (6600形)22.0 t (6500・6750・6550形)
編成重量 219 t
全長 18,700 mm
全幅 2,720 mm
全高 パンタ付き車 4,185 mm その他車両 4,086 mm
主電動機 複巻整流子電動機 形式:TDK8135-A
主電動機出力 155 kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式 形式:KD331/1-A-M
歯車比 79:14 (5.64)
編成出力 155kW×16 = 2,480 kW
制御方式 界磁位相制御
制動装置
回生ブレーキ併用全電気指令式ブレーキHRD-1R (6011編成まで)
回生ブレーキ優先全電気指令式ブレーキHRDA-1 (6012編成以降)
保安装置 K-ATS(出町柳駅 - 淀駅間)京阪型速度照査ATS

車体は5000系以来のアルミ合金製でかつ大型押出型材(ダブルスキン)工法が京阪車両では初めて採用されました。

編成の変遷

60001
1次車
1983年3月に竣工した4連5本(オール電動車:黄色)は600Vで使用されましたが、1両4個のモータのうち2個のみを使用し、回生ブレーキも無効としての使用でした。1500V昇圧時に回路が本来のものに戻され、付随車3両()が各編成に組み込まれました。

1983年4月から9月にかけ竣工した第6編成~第11編成()は当初から7連で製造された1500V仕様車ですが、架線電圧600Vでも60km/hで走行できるように設定されていました。

60002

6012F以降はマイナーチェンジを受け、後期形となりました。前述のようにブレーキが回生ブレーキ優先全電気指令式ブレーキHRDA-1に変更になり、クーラーの容量がアップしました。

2次車:6012Fは4連(黄色)で投入されました。これは京都地下線試運転用に2600系4両が回ったことによる補充で、6001Fなどの場合とは異なりMcTTMcの4連で両先頭車から、制御装置、モータへの引き通し線が中間2両の付随車の床下に通されていました。

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6751と6501の間で分割されているため、6751の簡易運転台を見ることができました。

3次車:8連化用に6750番台T車が3両製造されました。この形式は京都方に簡易運転台を持ち、6001Fから6011Fの8連化に追加新造、一方6012F以降は7連製造時から連結されています。一方、この車両の京都方に連結される6500形0番台は6012F4連にも組み込まれていました。
4次車:6013Fは1800系2代目置き換えのため、最初から7連で製造されました。
5次車:6012Fを7連化するための3両
6次車:1800系2代目置き換えのために製造され、前述のように京都方3両(赤字)はVVVFインバータ制御方式の試作車でした。

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7次車以降は7000系タイプの車体(側窓が車体との段差が少なく、窓枠が細いタイプに変更され、先頭部の形状も7000系同様に垂直に)で製造されました。

7次車:6754-6758は6004-6008Fを8連化するために製造されました。
8次車:6759-6761は6009-6011Fを8連化するために製造されました。

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2019/10/20 野江 6013F 前から3両目の車体が前後の車体と若干異なって見えるのは7000系スタイルの6563のため

9次車:6012-6014Fの京都側から6両目に連結される付随車はとして6550番台が製造されました。このタイプには簡易運転台はありません。台車は8000系から振替えられたFS-517Cを履いています。

60004

VVVF試作ユニットの6014・6114・6614は7004F製造時に7000系に編入されたため、この3両に代わり2代目の6014・6114・6614が製造されました。車体は7000系スタイルとなりました。

2013年度より、リニューアル工事が開始され、制御系は変化がありませんでしたが補助電源がSIVに交換され、灯火類がLED化されました。

1984年に京阪電車として初めてのローレル賞が授与されました。

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コメント

この電車、ドア上のつり革が「引っ張ると降りてくる」タイプで他と違って面白かったですね。

ニャン吉さま、おはようございます。

この系列にはこんな特徴的なつり革がセットされているのですね。
私はまだ外観しか見ていないので今度乗車する機会があれば見てみます。
ありがとうございました。

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