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2020年2月 8日 (土)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 1 水島臨海鉄道

昨日の記事で、2019年10月の近鉄、京阪の鉄道イベント参加の傍ら、阪急、阪神、京阪を巡った旅の記事は終わりとし、今回からは2019年8月に岡山、倉敷、水島臨海鉄道、井原鉄道、JR福塩線、岡山電軌、津山まなびの鉄道館、JR因美線、智頭急行、JR山陰線、若桜鉄道、柵原ふれあい鉱山公園(片山鉄道保存会)、JR播但線、JR加古川線、神戸電鉄、最後に3月に開業したJRおおさか東線と回った旅の記録をそれぞれの鉄道会社、保存組織の車両ごとに見て行こうと思います。

190802 2019/8/2 キハ37 101 側面に描かれた社章

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JR倉敷駅の南西方向に山陽本線に並ぶように水島臨海鉄道 倉敷市駅があります。1981年4月7日に現在地に移転しました。

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駅入り口

Mrt301-190802
各車内に掲示されている運賃表

まず最初は水島臨海鉄道です。この会社は中国運輸局管内の民鉄として唯一貨物鉄道事業を行っており、日本民営鉄道協会加盟の第三セクター鉄道です。このような会社は、他に青い森鉄道、岩手開発鉄道、仙台空港鉄道、ひたちなか海浜鉄道、万葉線、えちぜん鉄道、北大阪急行電鉄、神戸高速鉄道などがあります。

現在の路線の成り立ちは三菱重工業の工場(水島航空機製作所)が水島に建設されたため、1942年2月3日、倉敷~水島間の専用鉄道敷設免許が申請され、同年9月17日に交付され、1943年に専用鉄道が敷設されました。三菱重工としてはこの路線を児島に延伸、味野を経由し、宇野まで到達すべく、南備鉄道として1940年8月3日に敷設免許申請が行われましたが、戦局の悪化で断念されました。

敷設された倉敷~水島間は1947年水島工業都市開発に移管され、一般鉄道となり、1952年には倉敷市が鉄道・バス事業を買収し、倉敷市交通局が発足し、管理運営することになりました。1970年、鉄道事業は倉敷市、岡山県、日本国有鉄道が出資する第三セクターの水島臨海鉄道に譲渡されました。1989年、バス事業も両備バス、下津井電鉄、野村交通などに引き継がれ、交通局は解散しました。

S800pxmizushima_rinkai_railway_linemap

水島臨海鉄道の路線図 Wikipediaの図から
鉄道路線は
倉敷市~水島港(本線)
水島~川鉄前
水島港~西埠頭
水島~日鉱前 でした。

190802_20200207193401 終点、三菱自工前駅の駅名標

190802_20200207193501 倉敷市~水島間は日中もコンスタントに運転されていますが、三菱自工前まで来る列車は本数が限られています。

1972年9月17日、水島~三菱自工前間の旅客営業が開始
1983年4月1日、倉敷市~倉敷貨物ターミナル間(11.2km)を水島本線、三菱自工前~西埠頭間(0.8km)を西埠頭線に改称




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常盤駅付近の高架線

1992年9月7日、水島地区の交通量増加により、浦田~三菱自工前間を高架化
2016年7月15日、西埠頭線が廃止されました。

現有路線は
水島本線: 倉敷市駅 - 三菱自工前駅 - 倉敷貨物ターミナル駅 11.2km
港東線: 水島駅 - 東水島駅 3.6km(貨物線)   となっています。



明日からの記事では今回の旅行で撮影した車両を紹介します。

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