2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 2 井原鉄道井原線
2019年8月の旅行、水島臨海鉄道に乗車した後は倉敷から伯備線列車に乗り、7.3km先の清音駅に向かいました。
Yahooの地図から 井原鉄道の路線付近の地図
車内に掲示されている路線図
倉敷駅から高梁川に沿って北上する伯備線に対して、清音駅の南側で小田川に沿って西へ向かうのが井原鉄道井原線です。接続駅は清音駅ですが、総社~清音間はJR西日本と井原鉄道の重複路線となっています。この区間3.4kmは、JR西日本が第一種鉄道事業者、井原鉄道が第二種鉄道事業者です。
井原鉄道の清音駅は伯備線清音駅の2番線の一部となっています。
清音を出発し、神辺方面に向かう列車の後方展望 伯備線上下線の間から西方に曲がり、下り線をオーバクロスし、
長大な鉄橋で高梁川を渡ります。鉄建公団が手掛けた工事のため、国鉄の雰囲気が漂う規格となっています。
運賃表 清音から神辺までは1010円でした。
清音から分岐し、神辺に向かう38.3kmの路線は国鉄が吉備線の延長路線として計画していたもので、井原から先、神辺までは井笠鉄道の路線(軽便鉄道)神辺線でした。1966年5月14日に国鉄井原線として起工式が行われ、工事に着手しました。1967年には井笠鉄道神辺線・矢掛線、1971年には本線が廃止となり、井笠鉄道の線路跡は鉄建公団が買収し、井原線として活用されることになりました。しかし、1980年国鉄再建法施行で国鉄井原線は建設中止となりました。
福塩線対向式ホームの東側に井原鉄道のホームがあります。
1986年、地元の岡山・広島県と周辺自治体が「井原鉄道」を設立し、既に完成していた高架橋や路盤を利用し、1987年から工事が再開され、1998年6月30日にレールが締結され、1999年1月11日に総社~清音~神辺間が開業となりました。
2018年7月6日、平成30年7月豪雨の影響で沿線は高梁川や小田川、同支流の決壊で甚大な被害が出たのは記憶に新しい災害でした。
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