2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 車両編 その1 7900形7901
岡山電気軌道の路面電車シリーズ、最古参は元東武100形として、日光軌道線向けに1953年に10両が新造された車両達で1968年2月の日光軌道線廃止後、10両全車が岡山電気軌道に譲渡され、岡軌3000形として同社の主力車両として活躍しました。3001は1973年10月に交通事故で廃車となりましたが、残りの9両は1989年まで揃って在籍しました。ただ、非冷房車であったため、夏場の運行に支障をきたし、1989年以降、年1両のペースで電動機・制御器を生かし、岡軌7900形への更新が開始されました。
1989年に7901(3003から)が竣工、1991年には8101(3002から)、1992年には8201(3004から)、1993年に8301(3008から)、1995年に8501(3006から)と5回に渡ってアルナ工機で製造されました。一方、3000形は9200形momoの代替で3009が廃車となり、3005、3007、3010が残りました。3010は2013年に廃車となり、2020年から東武日光駅前に移転保存の予定で、現時点では3005(元110)と3007(元108)が現存し、イベント車として活躍が期待されている状況です。 2002/3/29 岡山駅前付近
2019/8/2 岡山駅前
2019/8/2 清輝橋 2019/8/2 東山おかでんミュージアム
一番上と一番下の写真で17年の年月が経っていますが、車体の地色は同じで広告が変わりました。
7901は元東武100形106が岡山電気軌道に譲渡され、1968年5月28日岡軌3003として竣工し、1989年7月10日7901に主電動機東洋電機製造TDK-532-B(端子電圧600V時一時間定格出力45kW/905rpm)を転用し、東洋電機製造DBI-LBK4直接制御器も転用されました。制御器に関しては検査時に西日本鉄道北九州線第2次部分廃止時に廃車となった同社600形からの発生品である日立製作所DR BC-447に変更されました。パンタグラフは3000形のものを引き継いでいます。
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