2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 8 岡山電気軌道 車両編 その7 9200形 part2 1081 おかでんチャギントン
岡山電気軌道9200形、9201の導入にあたり、その費用は2億3千万円かかり、国・県・市からの1億1千万円の補助金(市の分には一般市民からの補助金500万円も含まれる)があっても事業者の負担は大きく簡単に同タイプを増備するわけにはいかない状況が続きました。2010年は岡山電気軌道設立100周年の年にあたり、記念事業として低床式車両の導入が決まり、9200形の2次車として、1011(2011年に登場)が新潟鐵工所の車両部門を引き継いだ新潟トランシスで製造されました。生憎、この車両は2019年の旅行では遭遇しませんでした。
2019/8/2 柳川
さらに2018年に第3編成として1081号が登場しました。この車両はイギリスのLudorum plc が制作するアニメ「チャギントン」のキャラクター、ウィルソンとブルースターをモチーフにしたもので、登場にあたり、ライセンス契約が締結されました。パンタグラフを装備するA車がウィルソン、B車がブルースターです。2019年3月16日から運用に入りました。
2019/8/2 岡山駅前
主要諸元
編成重量 26.3t
編成長 18,780 mm
全幅 2,400 mm
全高 3,280 mm
車体 耐候性鋼製車体 (前頭部:GFRP製)
台車 独立車輪式ボルスタレス台車
主電動機 かご形三相誘導電動機 TDK6413-A
主電動機出力 100 kW
搭載数 2基 / 編成
駆動方式 車体装荷式直角カルダン軸駆動方式
歯車比 6.789
制御方式 VVVFインバータ制御方式 1C1M×2群
制御装置 PWM制御IGBTインバータ MAP-102-60VD97A
制動装置 回生・発電併用電気ブレーキ
油圧式ディスクブレーキ
側面のデザインもかなり凝っています。
車内を覗くとドライバーの目の前にはたくさんのモニター画面が
ちなみにこの車両は観光列車専用として運用されており、運行ルートは岡山駅前 - 清輝橋 - 岡山駅前 - 東山・おかでんミュージアム駅(乗降は岡山駅前と東山・おかでんミュージアム駅のみ)で乗車にはおかでんミュージアム入館券・乗車記念カード・岡山電気軌道全線1日乗車券がセットになった乗車券を購入する必要があります。
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