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2020年5月 5日 (火)

2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 10 津山まなびの鉄道館 展示車両 2 DE50 1号機

津山まなびの鉄道館、展示車両2台目は以前から気になっていたDE50です。

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2019/8/3 DE50 1

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DE50は日立製作所笠戸工場で1970年7月に製造された機関車ですが、開発の目的はエンジンと液体変速機を2基ずつ搭載していたDD51が保守に手間と費用がかかるため、エンジン1基の大出力機としてDD51やDE10に搭載されているDML61系エンジンをV型12気筒からV型16気筒とし、過給器系を改良し、出力2000PSのDMP81Z(連続定格出力2,000ps/1,500rpm) 、さらに入力1800PSの液体変速機DW7(1速時2段4要素、2.3速時1段4要素自動切り替え)を1セット搭載した軽量、大出力、保守費用の軽減、運転操作の簡略化を目的にDD51に代わる機関車としたものでした。

車体はDE10を基本としたセミセンターキャブ方式で台枠の軽量化に力が注がれ、重量は従来タイプに較べ75%になっています。長い方の1位側ボンネットにはエンジン、液体変速機、補機類、2位側には大型ラジエター、水タンク(容量600リットル)、強制冷却ファンが収められています。SGは搭載していません。運転台構造はDE10のように入れ換えを主目的とした横向きでは無く、本線貨物列車運転に適した配置となっています。

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本機は番号901の純粋な試作機というよりは量産先行機としての1番で製造されましたが、落成直後のオイルショックで投入予定線区の電化計画が進展し、幹線用大型DLの需要が減少したこと、DD51のエンジンとしてDML61ZB(連続定格出力1,350PS/1,500rpm)が開発され、これまでの問題点が解決されたこと、国鉄の収支悪化で保守コストの増大に繋がる機関車の形式数を減らす方向に方針転換したことなどで、以後の幹線・亜幹線用DLはDD51に一本化されることが決まり、DE50や発展形式の開発・量産計画は全て中止となりました。

唯一製造された1号機は伯備線でDD51と共通に運用されていましたが、運用中に故障を起こし、走行不能となり、休車となり、岡山機関区構内で長期に渡り、留置されることとなりました。10年以上の休車期間の末、1986年5月26日付けで正式に廃車となりましたが、JR西日本管轄の岡山気動車区に移動、更に2011年からは津山気動車センタ敷地内の旧津山機関区・扇形機関庫に移設となり、津山まなびの鉄道館開館で一般公開されることになりました。言うなれば、廃車後解体を免れ、2016年まで保管され続けたのは貴重な鉄道遺産として残すべきと思われたからだったのですね。

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