2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 12 若桜鉄道の旅 その5 若桜鉄道で活躍中の現役車両 WT2500形→WT3000形
若桜鉄道で活躍する現役車両はWT3000形とWT3300形の2種類です。
2019/8/3 郡家→若桜はWT3300形単独でしたが、若桜駅でWT3004を連結して郡家に
最初は1987年に新潟鐵工所で4両が製造された現在のWT3000形です。製造時はWT2500形でした。ちょうど第三セクターに転換された際に準備された車両で両運転台、トイレ無し、セミクロスシートタイプの車長18m車両です。WTはW若桜、T鳥取に由来します。新潟鐵工所製の地方交通線用気動車シリーズにNDCシリーズがありますが、NDCでは初の18mタイプで、秋田内陸縦貫鉄道AN8800形を暖地向けにしたものとも言われています。
主要諸元(→はWT3000形改造後のデータ)
軌間 1,067 mm
車両定員 116名 (座席59名)
自重 29.2 t
全長 18,500 mm
車体長 18,000 mm
全幅 2,998mm
車体幅 2,700 mm
全高 3,845 mm
車体高 3,600 mm
車体 普通鋼
台車 空気ばね式 NP120D/NP120T → NP134/NP134T
車輪径 762 mm
固定軸距 1,800 mm
台車中心間距離 13,000 mm
機関 新潟鐵工所製6H13ASディーゼルエンジン → 電子式燃料制御のDMH13HZ
機関出力 184 kW(250 PS) / 1,900 rpm → 243kW
変速機 液体式(TACN-22-1100) → TACN22-1626
変速段 変速2段、直結1段
歯車比 2.73
制動装置 DE1A
保安装置 ATS-SN
運転席
若桜駅の車庫で休むWT3001
2002年から2003年にかけ、新潟鐵工所が若桜鉄道に出張し、WT2502を除く3両について、機関、変速機、台車の他、客室照明、自動放送装置、運賃表示装置、客用扉などを更新し、形式がWT3000形となりました。改造されなかったWT2502は2003年に廃車されました。番号はWT2502の分を考慮して、WT3001、WT3003、WT3004となりました。
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コメント
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B 767-281様お早うございます。新潟鐵工所が出張工事とは驚きました。よくある改造は、甲種輸送をしてまた帰ってくるというパターンのように思っていました。技術力が高いのですね。さて給付金法人問題に出てきたパソナは、あの竹中平蔵が会長?の会社。この政権はとことんお友達優遇ですね。呆れています。
投稿: 細井忠邦 | 2020年6月 2日 (火) 08時00分
細井忠邦さま、おはようございます。
新潟鐵工の修理場まで3両の車両を甲種回送する費用と技術者に出張してもらう費用、エンジン等の部品の移動費用などを考えた結果、安価な方が選択されたのではないでしょうか、
それにしても噂では2020年東京オリンピック延期、さらに1年延期も中止となる損失補填のため電通に補助金のお一部が流されたのではとか、パソナの竹中平蔵も補助金の一部をかっさらうシステムに関与かなどと言われていますが、経済産業大臣の説明は全く要領を得ずですから、きちんと解明してほしいものですね。
投稿: B767-281(クハ415-1901) | 2020年6月 3日 (水) 04時25分