2019年8月の岡山・広島・鳥取・兵庫旅行 15 姫路市内散策と姫路城 2
早朝の姫路市内散策、JR姫路駅、山陽姫路駅周辺を見学した後、市街地を北へ進み、姫路城へ向かいました。
2019/8/5
姫路城の築城は1336年(元弘3年)村上源氏の血を引き、播磨の地の守護・赤松則村(円心)が元弘の乱において後醍醐天皇の皇子・護良親王(大塔宮)の命で挙兵し、京に向かう途中、姫山(日女道丘)に砦を築いたのが発端だそうです。1346年(正平元年)には円心の次男・貞範により、姫山に本格的な城が築かれました。
城主はかなり頻繁に交代しており、1441年(嘉吉元年)の嘉吉の乱では赤松満祐父子が足利六代将軍義教を暗殺し、自害したため山名持豊が姫路城主となりました。その後の1467年の応仁の乱では赤松政則が姫路城を陥落し、領国を回復、本丸、鶴見丸が築かれました。後に一族の小寺氏、重心の黒田氏が城を預かりました。
1580年(天正8年)、羽柴秀吉の中国攻略のために黒田孝高が秀吉に城を献上、このとき3層の天守が建造されました。1600年(慶長5年)関ケ原の合戦後、池田輝政が城主となり、城郭は拡大し、今日のような形態になりました。
1600年~1617年 池田氏 輝政・利隆・光政
1617年~1639年 本多氏 忠政・政朝・正勝
1639年~1649年 松平氏 忠明・忠弘・直基・直矩
1649年~1667年 榊原氏 忠次・政房
1667年~1682年 松平氏 直矩
1682年~1704年 本多氏 忠国・忠孝
1704年~1741年 榊原氏 政邦・政祐・政岑・政永
1741年~1749年 松平氏 明矩・朝矩
1749年~1868年 酒井氏 忠恭・忠以・忠道・忠学・忠宝・忠顕・忠績・忠惇・忠邦
池田氏以降、親藩・譜代大名の城として、西国の外様大名の監視の拠点として、また天守閣を火災で失った江戸城の代わりとして姫路城は版籍奉還までの270年間6氏31代が城主を務めました。
明治時代初期に百円で払い下げられましたが取り壊し費用が膨大のため取り壊されず、後に陸軍歩兵第10連隊の駐屯地となり、大小天守群・櫓群が国費で保存されました。
1931年、国宝に指定、1956年8年計画で昭和の大修理、1993年ユネスコ世界文化遺産に登録、2009年平成の大修理、2015年に平成の大修理が終了し、グランドオープンとなりました。
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